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毎日は無理だけど、毎週ならなんとか
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 前回の日記で少し紹介したNちゃんから、次女を通して、丁寧なお礼のお手紙をいただいた。そこには「もし、描くものに悩んだら、ひまわりを描いてください」とあった。Nちゃんは、次女から聞く我が家のいろんな話から、我が家を「ひまわりがとても似合う家族だな」と感じてくれているとのこと。つまり、明るいイメージなのか? そうだとしたらとても嬉しいので、さっそく、ひまわりを描くことにした。周囲にモデルがなかったので、今回は、JALの旅行パンフレット「北海道」の表紙を参考にさせてもらった。
 明るく見える我が家にも、もちろん、問題はいくつかある。問題をひとつひとつ挙げたらキリがないが、ひとつ問題を挙げたら、解決策をひとつ考えればいい。それがうまくいかなければ、また次の策を・・・というふうに、あまり深く考えず、問題は現実としてしっかりと受け止めて、解決に向けるようにしている。
 よく、「悩んでいる暇がないほど忙しい」という言葉を聴くが、それともちょっと違う気がする。確かにやりたいことは一杯あって、悩んでいる時間をそちらに充てたら、どんなにか楽しい時間が増えるかも知れない。でも、悩みは悩み。「悩むな」と言われても、悩んじゃうものは仕方がないのだ。私にだってそういうときはある。
 20代、30代のときよりも悩まなくなったのは、恐らく、問題に対する対処法が、経験として私の引き出しに貯まって来て、「ああ、こういうこと、前にあったよな~」と、そのときのことを思い出すのかも知れない。
 これは絵を描いたり、料理をしたりしていて問題にぶつかったときと、何の違いがあるのか? 恐らく違いはないのだろう。だから、経験したこともないほどの大きな(あるいは変った)問題にぶつかったときは、さすがに立ち直るまでに時間はかかる。
 これからきっと、親の介護や、年齢を重ねたことによって、仕事が見つからないなどの、今まで経験したことのないタイプの問題に出会うに違いない。そのときのことを考えると、さすがにその瞬間にでも白髪が生えそうな気はする。
 でも、よくよく考えれば、そのころは、もしかして家のローンや、学資保険等の払い込みも済んでいるだろうし、介護の助っ人になってくれる大人の手として、成長した娘たちが加わっているだろう。お金と、人手の問題は、それほど悲観することではないというところに落ち着く。
 「どうしよう・・・」と考える時間が短くて、「よくよく考えれば」の「考える」時間が多い。そして、そういう母親のいる家庭というのは、多少問題を抱えていたとしても、明るい、ひまわりのような家族に見えるのかも知れない。
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 机の上が、とてもすっきりしている。今朝、絵の具をしまい、筆やパレット、水入れなどをきれいに洗った。
 今日の午前中、「講談社絵本新人賞」への応募を完了した。これに応募することだけが、私の、今年の目標だった。
 今朝は4時前に起きて、原画16枚の最終チェックと手直し、トレペをかけて文章を書き込み、Webからのエントリーをしてから原画を梱包し終えたのが8時半。朝食と洗濯を済ませてから、近くの郵便局本局窓口へ、郵送しに行った。
 郵便局を出てから、曇り空を仰いで、「ふう。」とひとり、大きく息をついてみた。帰り道に、「目標を達成した自分へのごほうび」と、いつもの発泡酒ではなく、エビスビールでも買おうとお店に入ったが、あまりにも高いのであきらめて、大好きな「ピーナッツかりんとう」(99円)にしておいた。これなら、家族みんなで楽しめる。
 家について、長女にかりんとうを見せたら、「かあちゃんのごほうびって、ちっさ!」と言われた。いいんだ。最近、難しい年頃の娘たちでも、私の相手をしてくれるし、中3の次女など、やっと、親が言わなくても勉強をしてくれるようになったので、それだけで私にとっては「ごほうび」。とても、しあわせ。
 ということで、きょうは、冷凍ピザやポテト、スナック、サラダ、そしてピーナッツかりんとうなどで、家でささやかに「打ち上げランチ」を催すことにしている。発泡酒だけれど、大事なのは、モノではなく、ココロ。私が、家族が楽しければいい。
 作品の評価だって、今回は初めての応募だし、絵本作家志望なんていくらでもいるので、応募したところで一次選考にさえひっかからないかも知れない。でもいいんだ。今年の目標はとにかく「応募すること」だったから。去年は、身の回りに起きた様々なアクシデントを言い訳にして、応募しなかったのだ。
 ひとの評価がどうであろうと、応募できたことを自信にして、プラス、作品制作途中で感じた「ああすればよかった、こうすればよかった」と感じたことを記録しておき、次のチャレンジに活かしたい。
 たかだか応募しただけで、この充実感。こんなにいい気分になれるのなら、毎年だって挑戦したい。いま温めているお話を、さっそく来月あたりから、形にしていこうと思う。
 今日の絵は、応募した絵本作品のうちの一場面。反省点はいろいろあるが、わたしにとっては、いとしい一枚だ。


 今週の火曜日、5月12日は、私の誕生日だった。42歳になった。予告どおり有給休暇を取り、勝手に「誕生日休暇」とした。
 予定では、お家でランチビール飲んで、ゴロゴロとDVDを観て過ごすはずだったが、前日になって夫が、「昼は外で食べたい」と言い出し(しかも私のおごり。誰の誕生日だっ!)、当日の昼ははファミレスで食べて、飲んだ。なぜに、ファミレス?
 このあたりはゆっくりとランチを取れる店が少ない。「仕方ない、焼肉にでもするか」という夫に、「仕方ない?私の誕生日だよ。仕方ない、で外食するくらいなら、スーパーで高いお寿司でも買って帰って、家でゆっくり食べた方がマシ」と私。当然である。
 ファミレスにしても、最初に入った「R」では、店員がさんざん空席を探した挙句、「二名様用の小さなテーブルになりますが?」と上から目線。「(私の誕生日なので)じゃあ、結構ですっ!」と店を出た。近くに、わりと好きなメキシカンレストランがあるのだが、「メキシカンは食べた気がしなくて・・・」と夫(だ~か~ら~、誰の誕生日やねん!)。
 時計はもう1時を回っていた。みじめな気分になって、「決めた!Jでだめだったらメキシカンね! それが嫌なら寿司買って帰りますっ! わ・た・し、の誕生日なんだから!」と宣言し、ずんずんと次のファミレス「J」へ向かった。
 ランチタイムから少しズレていたせいか、店はやっと空きはじめていたようで、まあまあの席に通されて、満足な私。きょうの主役は私なのよ!ふんっ!
 ファミレスなのに、そしてランチなのに、3,000円以上飲み食いした。ビールを2杯飲み、メインの他にサイドメニューを2皿も頼んだし。それだって、ステーキハウスでふたりで食べるより、はるかに安い。ああ、私の誕生日に、“はるかに安い”なんて、言いたくはなかった・・・でも、思いのほか料理がおいしかったのは確か。それが救いだったかな。
 この悔しさは、5月30日の、夫の誕生日に開催する「5月のお友達の合同お誕生日会」に晴らそうと思う。お祝いは正午から深夜まで、私の分と合わせて二日分のご馳走を出すつもり。もちろん、ケーキも買う(辛党だから、一口しか食べないんだけれど、気分の問題)。お祝い部長の私としても、このままでは気が済まない。
 さてこのHappy Birthday Week。とても素敵なプレゼントをいくつかもらった。まず、その二日前の母の日に、お誕生日祝いと一緒ということで、長女からカードをもらった。その日、長女はとても機嫌が悪かったので、「夕食は雰囲気がよくないな」と、ちょっと暗い気持ちでいたが、「乾杯」のあと、「じゃあ、これ、かあちゃんに」と、長女がえらそうにカードを差し出した。びっくりする私に、「ちょっとだけいま開いていいよ、笑えるから。」と長女。言われるままに、ちょっとだけ開いてみたら・・・ゲラゲラ笑った! なんと、夫と長女がラブラブのノリノリで写っているプリクラが1シート、添えられていたのだ。
 長女は女子高生なのでいいとして、夫(もうすぐ56歳)のラブリーな笑顔とポーズといったらなかった。長女によると「とうちゃん、最初、“え~、いやだよ~”って言っていたのに、撮影始まったらノリノリでさ~、手までつないじゃったよ」と。確かに、手を繋いで写っている。父親と彼女が手を繋ぐなんて、保育園のとき以来じゃないだろうか?また、「つぶやきは、自己確認」という、独り言の多い夫の“名言”も、一緒に書かれていて、それも笑えた。
 食事の後片付けを終えて、ひとり、カードをゆっくり読んだ。泣けてきた。「おねえちゃんはこの一年で成長したな、って思います。それは、母ちゃんが支えていてくれたからです。ありがとう」と。一年前のこと、それまで彼女がひとりで苦しんできたことに全く気が付かなくて、知らないうちに彼女は疲れ切ってしまった。周囲からは、「母親が甘いから」とか、逆に「母親が厳し過ぎるから」などと言われ、その後の一年は、彼女ほどではないにしても、私も苦しんできた。
 でも、彼女のくれたたった一言が、私を救ってくれた。こちらこそ、ありがとう、だ。彼女にはちゃんと見えていたのだと思う。たとえ彼女が疲れ切ってしまったことの原因が私だったとしても、なんとかして元にもどしたい、と必死にもがいていた私の姿が。
 その長女と夫が、私の大好きな映画「モンスターズ・インク」のマイクとサリーの、けっこう大きなぬいぐるみを、誕生日の朝にプレゼントしてくれた。予算ではサリーのだけだったのを、「いや、マイクは外せないでしょう?」と、長女がお金を出してくれたらしい。次女は・・・近々、原宿に遊びに行くらしく、お金を貯めていているため、“かあちゃん、愛してるよ~”とだけ言ってくれた。私の家族、私の宝物。みんな、愛してるよ~
 素敵な一週間だった。改めて、生まれてきて、結婚して、子供を生んで、本当によかったな~と幸せな気分で人生を振り返れた一週間だった。
 今日は自分へのプレゼントとして、黄色いフリージアを。


 GWは終わった。私は5/3~5/5の間、茨城の実家に里帰りしていた。夫は仕事があったので、娘ふたりを連れて。両親も兄も元気で安心した。あちらでは母子でプリクラを撮ったり、釣りをしたり、犬の散歩をしたりして楽しんだ。
 7日と8日、仕事に行き、またお休み。いいリズムだ。来週は火曜日(12日)、自ら「誕生日休暇」をとることにした。ま、ただの有給休暇を一日使うだけなんだけど。時給換算したら、わたし的にはかなり高額な自分へのプレゼントになる。その日もあまりあちこち出かけず、これまた私にとっての贅沢である「おうちでランチビール」をしようと思う。そのための「エビスビール」を、きょう、買って来た。いつもの発泡酒ではない。ムフフフフ・・・楽しみっ!おつまみをいっぱい作って、洋画のDVD見でも観ながらダラダラ過ごす予定。
 さて、今日は午前中は普通に家事をして、午後は、ベランダの小さな「農園」の手入れをした。いまも指先に残る甘い香りは、さっき摘み取ってパクリとつまんだ、うちの苺のせい。今シーズン初の収穫だった。これから、ぞくぞく赤くなって、一度にたくさん頂くことができるようになる。ありがたい自然の恵み。
 絵本の作業では・・・今週、初めて大きな失敗をした。前の晩に1時間描き、その朝4時から作業を再開、そして6時過ぎにその「事故」は起こった。まだ途中とはいえ、その一枚をそっくり描き直しするはめに。約3時間分の作業が水の泡となったが、「こうすると、失敗するんだな」とわかる、いい経験になったと、ポジティブに考えよう。
 今日の絵、なんだかわかりますか?苺のケーキに見立てた座席表。2001年に結婚した友人夫妻の、結婚披露パーティのために描かせていただいた。水彩でこのケーキ(レストランのレイアウト)を描き、別紙にカリグラフィーで、参加者全員の名前を書き、それを透明なフィルムにコピーしてカットして、この絵に貼り付け、さらにそれをカラーコピーして、パーティ会場入り口で、ゲストに手渡した。当時はまだ、パソコンで編集する技術を私はもっていなかったのだ。
 個人のお名前は載せられないので、水彩のカラーコピーのみ載せてみた。左下の大きなクッキーに、新郎新婦の名前や式の日付、「Happy Wedding」などの文字が入る。今回、そのお嫁さんであるYちゃんが、赤ちゃんを授かったといううれしいニュースを聞き、この絵を思い出した。
 Yちゃん、おめでとう! からだ、大事にして、元気な赤ちゃんを産んでね。
 さて今日は、これからグラタンを作る。今日は生クリームを使って完全手作りで。たまねぎは母が趣味で作ったものを、たくさんもらってきたので、時間をかけて炒めて甘~くする。と書いていたら、いま、同居の義母が、「わらび、炒めてみたんだけど」と、一品おすそわけ。グラタンとはミスマッチだが、のんべえの私にとっては、和だろうが洋だろうが、おかずは多ければ多いほど嬉しい。ああ、晩酌が楽しみ!


 今朝は3時半に目が覚めてしまった。起きるには早過ぎる気もするが、昨夜10時には寝たし、絵の仕事もあるので起き出した。この週末も忙しい。
 あらかじめ、お知らせです。今回より6月上旬まで、絵本コンクール応募のための作業に集中したいので、絵のみ、過去に描いたものをアップさせていただきます。ご了承下さい。今日の絵は、以前、出版社売り込み用に、その出版社から出ている雑誌のページから起こしたもの。水彩と水彩色鉛筆使用。
 さて、おとといの夜、遠方に住む友人から、「これ、みちこさんだよね?」と、びっくりするメールが届いた。私が書いたと思われる投書が、某女性誌の読者投稿欄に載っている、という。以前に3度、その雑誌には採用されたことがあり、都度、発売日かその前日には編集部から掲載誌が送られていたのだが、今回はまだそれがない。投稿したのも2月上旬でけっこう時間も経っており、「ボツになったな」と、忘れかけていたときだった。
 翌朝、会社近くの書店で確認したら、確かにそれは私の投書だった。友人は、「採用おめでとう。やさしい、ホッとできるいい文章でした。」と。それは、言葉の暴力をテーマにしたものだった。内容は娘たちが学校で体験したこと(長女がクラスメートに傷つけられたこと、逆に次女は友人を傷つけてしまったが謝って仲直りできたこと)が中心。
 しかし昨年、私自身も知人を言葉で深く傷付け、修復不可能となるような事態を招いてしまって、その反省の意味も込めて書いたもの。最近も、友達関係では本当にトラブル続きで、改めて言葉の持つ威力を考えさせられている。そんな中、これを知らせてくれた友人の「厳しい人にあの絵は描けない。道子さんの絵が優しいのは、道子さんが優しいからだもん。」という言葉は、カサついた私の心に、じんわり優しく染み込んだ。
 思えば、私が本気で絵を描き始めたきっかけは、私が「もう涙も出ないんじゃないか」と思うほど、深く傷つけられて落ち込んでいる時に出逢った、一枚のパステル画だった。その絵のもつ優しさや、偶然お会いできたその作家さんの優しさに触れて、どれだけ救われたことか。「絵で、ひとをやさしい気持ちにさせることができるのなら」と、それまでよりこころを込めて描くようになった。
 こんな私を、遠くからずっと支えてくれている前述の友人とは、もう、13.4年の付き合いになると思うが、東京-愛知と離れて暮らしているので、まだ一度しか会ったことがない。ある雑誌の読者投稿欄で、私が彼女の文章を読んで、家族構成から考え方、生き方までがあまりに似ていて、見過ごすことができなかった。編集部を通して私が彼女に手紙を送り、ほどなく返事がきて、それからずっとここまできた。
 二人いる子供たちの年齢が同じなので、彼女のお子さんが反抗期を迎えれば、こちらも。卒業・入学の話題もぴったりと一致するので、喜んだり泣いたりするタイミングもほぼ重なっている。
 この春、互いの娘が、新たな第一歩を踏み出す。まだまだ心配はつきないが、一段落した先には、彼女との再会という、大きな楽しみが待っている。
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プロフィール
HN:
May
性別:
女性
職業:
派遣社員、イラストレーター
趣味:
読書・お酒・ガーデニング
自己紹介:
派遣社員をしながら、絵本作家目指して、年1回、コンクールに応募しています。
【お知らせ】
2010年10月17日からしばらく日記を休んでいましたが、このたび、絵本のコンクールへの応募が無事済みましたので、2011年6月13日から再開いたしました。またよろしくお願いしますね。
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