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毎日は無理だけど、毎週ならなんとか
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 今週は祝日があったため、いつもより少し余裕をもって日記を更新できる。今回は苦手な人物画に挑戦してみた。
 最近、無意識に人物を描くことが多くなったようで、「新境地?」と友人に言われて初めて「そういえば人物画が続いたかも」と気がついた次第。
 人物画から逃げない、と決めたのは、そろそろ来年の目標を決めようと思ったためでもある。今年の目標は、この週末絵日記を休むことなく続けることで、それももうすぐ達成の予定。
 派遣の仕事は長期契約で安定しているし、忙しさに多少の波があるものの、日々何をやらされるかわからない、というような落ち着かない職種でもない。
 受験生の親ではあるが、勉強に忙しいのは長女本人だけで、私はネットで合格者の平均偏差値や、志望校の学校説明会の日程を調べ、長女に同行する程度であり、思ったほど忙しくはない。進路関係の書類に何かを書き込むことが増えたといえば増えたが、幸い私はそういう作業が苦にならないのだ。
 忙しいから、というのは目標を達成できない理由にはならない、というのは、私の信念のひとつである。周囲を見ても、やるひとは忙しくてもやっている。私など、平日は義母に夕食をお願いしているし、子供たちも手のかからない中学生である。時間を作れない理由はどこにもない。
 大事なのは、「気持ち」ひとつ。
 来年の目標は、絵本コンクールに応募すること。人物画に対する苦手意識を克服するのは、その目標に近づくための大切な第一歩だ。もちろん、人物以外を主なモチーフとした絵本はたくさんあるし、私の絵本の第一作も、主人公一家はパンダであった。
 「あなたの絵は特に、植物を描いたものがいい」とか「自然のものより、人工的で硬質なものがいい」などとはよく言われるが、人物画を褒められたことがあまりない。人物画が嫌いで逃げて通ってきたのだから、上達しないのは当然である。
 何でも描けて器用な絵描きになりたいわけではないが、絵本を作ると決めた以上、「あれが描けないから」という理由で絵本のテーマを変えるのも、なんだか格好が悪い。
 幸い我が家には、娘たちの小さな頃に撮りまくったかわいい写真がたくさん眠っている。この絵は、実家の近くの利根川の土手で、次女が花を摘んでいるのを、下のほうから撮った写真から起こしてみたもの。ちょっと美人に描きすぎているのは、キャラ研究と、親ばかのためである。
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 今日は、次女に頼んでクリスマス・ツリーを出してもらった。飾りつけも全ておまかせ。次女は毎年これを楽しみにしている。高さ1mほどの小さなものだけれど、毎年、この季節は、これを買ったときの子供たちの喜ぶ様子が思い出されて、なんとも幸せな気分に浸れるわたし。
 先週の日曜日には石油ストーブを押入れから出し、次女のスクールコートを買った。極度に寒がりの長女は、2週間前から電気毛布を使用している。
 冬支度はめんどうそうに思えて、やってみると案外ワクワクする。私は冬が好きなのだ。冷え性なので、眠るときはあったかい次女の足にぴったりと、自分の冷たい足をつける。優しい彼女は私の氷のようなつま先を、自分の足ではさんで、暖めてくれる。こういうことがあるから、寒くてもこの季節が大好きなのだ。
 冬ならば、鍋を火にかけているときのキッチンも好きだ。今日はとくに、試験前の長女が私の机を使いたいというのでゆずり、私は、ポテトサラダのためのじゃがいもを火にかけながら、キッチンテーブルでこの絵を描いた。
 長女の部屋は北向きでものすごく寒いのだ。私の机があるこの仕事部屋は真南向きで、いつでも作業ができるように、机上はスッキリ片付けてある。日中であれば、冬でも暖房いらず。恰好の勉強部屋となるのだ。
 今年も、西村玲子さんの「メリー・クリスマスブック」(1988年刊行)を読んでいる。毎年、早ければ9月の終わりごろ、涼しい風を感じたら読み始めている。彼女の絵も文章も大好きで、私は彼女の著書を恐らく40冊以上は持っていると思う。学生の頃からずっと憧れているイラストレーターである。
 この本を読む目的は、何も、クリスマスの季節感を楽しむためだけではない。「私もこんな風に、人生が楽しく思えるような本を作りたい」。この本はそんな風に、読む度に「私もがんばろう」と思わせてくれる。
 さて、今年の冬は私には珍しく、テレビを見るのが楽しい。その大きな理由として、ずっと調子が悪かった古くて小さなテレビを、37インチの地デジ対応のものに買い換えたことがひとつ。そして、今まで殆どアニメと美術番組にしか興味がなかったのが、「有閑倶楽部」や「相棒」など、好みのドラマが放送されることによって、観るものの趣味が多少広くなった、ということがある。
 今度の私の冬休みは9連休になる予定。大掃除は12月に入ったら、毎週末に少しずつ進め、冬休みの頃にはもう、「ごみを出すだけ」ぐらいのところにまでもっていきたい。そして、日中は暖かい仕事部屋で絵本づくりの作業をし、夜は次女と「足を寄せ合い」、大画面のテレビで洋画のDVDなどを楽しみたい。早く、冬休みにならないかな・・・


 昨日の土曜日、以前からの約束で、次女と銀座「ミキモト」の巨大クリスマスツリーを見に行った。ラッキーなことに、偶然、その日の夕方4時半から、このツリーの点灯式があった。
 まずは午前中に予約しておいた銀座の美容院で彼女の髪のカット。仕上がりを待つ間、私はサービスのハーブティーをいただきながら、買って読めずにいた西村玲子さんのイラストエッセイをめくっていた。優雅な時間。
 カットが終わり、とても満足げな次女と、「風月堂」でランチ。私はビーフシチューセットで、彼女はお昼時だというのに、ケーキセット+ケーキ(つまり、ケーキ2個)! 恐るべき女子中学生の甘いもの好きである。
 店は幸い空いていたので、私たちは、午後の計画を立てながら、雨が止むまでそこで待たせてもらうことにした。窓際の席から見る銀座の街は、雨のせいかいつもより人出が少なく、濡れたデパートのガラスの外壁はキラキラと光って、とても美しかった。
 次のお目当ては、おもちゃのデパート「博品館」。娘の「ライフワーク」とも言えるパンダのぬいぐるみチェック。あいにくそこでは、これといったパンダが見つからなかったようだが、彼女は買うことよりも、いろんなものをただ見て回ること自体に満足したようで、「楽しいね」と何度となく口にしていた。
 アニメキャラクターグッズのコーナーで、アニメヲタクの長女へのおみやげとして、アニメ「ワンピース」のTシャツを購入。彼女の好みであるラグラン袖だ。
 博品館には1時間以上いたけれど、結局次女は何も買わず、次の目的地の「プランタン」に向かった。先月、携帯電話を解約した彼女は、外出時に時間が確認できるようにと、腕時計が欲しくなったらしい。少し早いけれど、私からのクリスマスプレゼントにすることにして、一緒に気に入ったものを探すことにした。
 プランタンではいまひとつ、気に入ったものが見つからず、ソニープラザなどの雑貨のお店を数軒まわり、「赤レンガ」でやっと、気に入ったデザインの腕時計を見つけた。偶然、同じ店で、博品館でも売ってなかったようなかわいいパンダのぬいぐるみを見つけ、それも一緒にプレゼントすることにした。
 かなり時間をかけて探し回ったが、妥協しなかったおかげで、ほぼ理想のイメージの腕時計とぬいぐるみが手に入った。こういうところは、母親ゆずりかも知れない。
 夕刻に近づき、地下から中央通りに出るともう、薄暗くなっていた。点灯式までは15分ほどあったので、ミキモトの向かいの「三越」の地下で、オレンジのフレッシュジュースを一つ頼み、ふたりで分け合って飲んだ。「楽しいね、楽しいね」と、ふたりで何度も言っていた。
 点灯式の時刻になっても雨はまだ小降りで、招待された外人の歌手も傘を挿したままクリスマスソングを披露していた。歌が終わり、いよいよ点灯。みんなでカウントダウンし、赤、青、黄、緑など、複数のライトが一斉に灯った。拍手の嵐。小雨で寒かったけれど、なかなか見られない光景に逢えて、大満足しながら、次女とふたり、地下鉄に向かった。
 帰りの電車で次女は、袋の中の「あたらしい家族」を何度も何度も覗き込み、「名前はユウスケにしよう」とか、「これで何匹目かな」などと話しながら、それはそれは幸せそうだった。
 ふだんは、会社帰りにふらりと気軽に寄る銀座。年頃の娘と歩くとまた違った幸福感が味わえるものである。「今日は特別ね」といって、傘をささずに歩ける場所では、ずっと手を繋いで歩いてくれた。彼女の指はもう、私より長く、とても温かかった。昨日の私は親バカの極みであった、と素直に認める。今日の絵は、お店のガラスケースの前で指輪をためす次女。


 昨日の午後、娘たちの中学校の吹奏楽部(JCS=Junior Crab Sound)のポップスコンサートに行ってきた。第5回となるが、鑑賞したのは初めて。今年は長女がこのコンサートのポスターとプログラムに使うイラストを描かせていただいたのだ。
 学校に向かう道のところどころに、カラー印刷されたそのポスターが貼られていて、長女はちょっと照れながらも、うれしそうだった。
 開場と同時の13:30に着いたというのに、座席はもう3分の1ほど埋まっていて、1階に空席はあるものの、ステージ全体が見下ろせる2階などはもう、立ち見の観客と、スタンドのついたビデオカメラで一杯だった。
 この部は1~3年生まででなんと、70名もの部員がいる。全ての部活動の中でもっとも人気が高いが、練習もかなり厳しいらしく、「運動部以上」と聞いたことがある。それでも、新入生が脱落しやすいこの夏を乗り切って、35名もの1年生が残ったという。
 曲はディズニーや宮崎アニメの主題歌、指揮者であるW先生のお気に入りであるディープ・パープル、映画音楽から「酒とバラの日々」や「追憶」のテーマなど。子供から大人まで楽しめるように、ジャンルは幅広くプログラムされていた。
 1週間前の文化祭の演奏で、ソロ演奏がうまくいかずに悔し涙を流していた子が、昨日は指揮者よりも前に出てきて、失敗なく堂々と音を出し切っていた。彼女は長女と小学校からの友達。身長も高くなったけれど、大きく見えたのはそのせいだけではないだろう。
 ラスト2曲、というところで、当日の演奏を最後に引退する3年生ひとりひとりに、先生からの花束贈呈があった。「運動部以上に厳しい練習」をこの秋まで続けてきた3年生たち。どんな思いで最後の演奏をしたのだろうか。
 アンコールは「松本零士アニメソングメドレー」。「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」に胸を熱くしたひとは、私以外の保護者の中にもたくさんいたことだろう。
 そして、本当に最後の最後に、「これをやらなきゃ終わらない」という、「テキーラ」を演奏してくれた。演奏しない部員の子達は、ステージ下の両脇に散らばり、リズムに合わせてダンスをしていた。緊張のなくなったいい笑顔で。W先生も打楽器の演奏に加わり、ノリノリの、高いパフォーマンスで、観客を楽しませて下さった。
 この「テキーラ」では、みんなで「テキーラ!」と叫ぶ場面が何度かあるが、リズム感のない私はタイミングを外してしまい、いつもみんなと一緒に叫ぶことができずにいた。なので昨日は、指揮者の合図を見逃すまいと、手拍子をしながらも注意深くW先生の動きをずっと追っていた。そしてついにみんなで叫ぶ場面の3回とも、一緒に叫ぶことができた。すっきり!!
 次回のポップスコンサートのときはもう、長女は高校生になっているはずだけれど、長女に「もっといっぱい描いて欲しい絵があるんだよ。春休みに頼むね」と、W先生が言って下さった。こういうことが、彼女の大きな自信となり、その自信が勉強にも波及することを、先生はご存知だろうか?
 今日の絵は、長女の昨年度の担任でもあったそのW先生。「先生の髪は、灰色なんだよ。ごましおでフサフサ。私、いつも一番前の席だったから、じーっと観察してた」と長女。学生の頃、音楽の道に進むか、絵の道に行くか、と迷われたというだけあって、着るもののセンスがいい。 


 昨日は娘たちの通う中学の文化祭だった。各学年の作品展示、演劇、吹奏楽演奏など。我がPTA成人委員会でも、4名ほど、個人的な趣味の作品を展示させてもらった。私は、このブログの挿絵を中心とした、イラスト原画ファイルを出展。娘たちの担任の先生や、委員会仲間にも見ていただき、好評だった・・・と思っている。
 1年生の次女は、今回は劇の裏方で、当日の出演はナシということで、今年は長女の劇だけを目当てに、午後一番、いい席をとるために開演の30分前には到着できるように家を出た。その甲斐あって、客席最前列ほぼ中央の席を確保。
 今年の3年生の劇は、脚本・監督共に長女とその友達が担当し、見どころとなる男子のアクションシーンは、もうひとり、クラスの男子が担当した。
 脚本は、夏休みから作り始めた。受験生の夏。膨大な宿題と受験勉強に漢字検定、文章検定の試験勉強・・・その合間を縫っての制作だった。毎日パソコンに向かい脚本を書き、ときどき友達と打ち合わせ、2学期が始まってからは、先生に何度もダメ出しされていた。ときには、先生や他の首脳陣とぶつかることもあり、「作品を書く」以上の数々の困難がうかがえた。
 進んで監督と脚本を担当した長女も、さすがに本番1週間ぐらい前から、胃が痛くなるほどの緊張感を覚えたようで、疲れているはずなのに、食事を残すことが多くなった。それどころか、お風呂に入るのがやっとで、食事もとらずにベッドに倒れ込む日々が本番前日まで続いた。
 そして昨日の本番。物語の舞台は「時和男子高校」「時和女子高校」。2校は代々のライバル校。合同文化祭の準備期間中に、両校の生徒会長が頭をぶつけて中身が入れ替わってしまい、そのまま練習に戻る。いがみ合っていたはずなのに、互いの出し物の練習を重ねるうちに、相手の苦労を知り、やがて理解をし合う・・・というもの。
 感想は、書きたいことが一杯あって困るのだけれど、一言で言うと、「長女は、ひとりの芸術家である」と感じたこと。よく「親を超える」という言葉があるが、あれは子供に対してとても失礼な言葉だと思った。超えるも何も、もう、全く別の人格、別の、一個の才能を持った個人なのだ。もちろん、自分の娘がそういう才能を持っている、ということに、大きな誇りを感じた。
 カーテンコール。監督・脚本担当として最後に紹介された長女。私は胸が一杯で、その表情をしっかりと記憶することができなかった。ただただ夢中で拍手を送るのがやっとだった。
 幕が下りて、彼女は席に戻りながら、友達に囲まれ、泣いていた。無理もない。一週間、食が細くなるほど緊張していたのだから。それが今、成功のうちに幕を閉じ、ほっとしたのだろう。私だって近くに駆け寄って、「お疲れさま」と言いたかった。
 少し心配だったのは、次女のこと。「あんなにすごいお姉ちゃんを見て、○○(次女)は、圧倒されないかな」と。そんなことを思いながら、向かった美術室。美術部副部長の長女の作品は、もちろんいい出来だったけれど、私が一番嬉しかったのは、次女の作品。そこには、6月の運動会で、ソーラン節で振る自作の「大漁旗」を掲げ持った長女の雄姿が、堂々と描かれていたのだ。次女もきっと、姉を誇りに思っていることだろう。
 今日の水彩画は、文化祭の朝、裏の窓から見送った姉妹の後姿を描いたもの。最近、娘たちを見送るこの時間が、一日でもっとも幸せだ、と感じる。
 
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プロフィール
HN:
May
性別:
女性
職業:
派遣社員、イラストレーター
趣味:
読書・お酒・ガーデニング
自己紹介:
派遣社員をしながら、絵本作家目指して、年1回、コンクールに応募しています。
【お知らせ】
2010年10月17日からしばらく日記を休んでいましたが、このたび、絵本のコンクールへの応募が無事済みましたので、2011年6月13日から再開いたしました。またよろしくお願いしますね。
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