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新宿三丁目にお越しの際は、ちょっと「末広通り」に寄ってみてほしい。グリーンの紋付を羽織った坊主頭の噺家さんが、にっこりと微笑んで出迎えてくれる。通りを出るときは「またのお越しをお待ちしております」と、同じ噺家さんが深々とお辞儀をして見送ってくれる。
彼は、この「末広通り商店会」の夜を見守る街路灯。ここには、約60年の歴史をもつ寄席、「末広亭」があり、周囲を囲む「末広通り商店会」のお店もいい感じに年月を経ていて、新宿という都会にありながら、一瞬、セピア色の時代に足を踏み入れたような感覚。
金曜日の夜、この噺家さんに初めて会いにいった。同じ新宿の○○○町とは違い、女性が一人で歩いても安全。夜だというのに純粋にお茶とケーキをいただける喫茶店も発見!何より、呼び込みのお兄ちゃんやケバいお姉さんが見当たらない。
この噺家さん、実は私がデザインさせていただいた。作成当時(昨秋)はちょっと時代遅れか?とも感じたが、黄緑色と黄色の明るい色合わせはとてもさわやかで、この街の持つ清潔で安全な空気としっくり合う気がした。
いま、この末広通り商店会では、2月末までお得なクーポンを配布している。私が気に入ったのは、その配布場所が梶川商店さんという、「たばこ屋さん」だからだ。ひょっとしておじいちゃんの代から守っているお店だとしたら、この街のことをすごく詳しく教えてくれるのではないか。
新宿伊勢丹のすぐ隣なので、お買い物のついでに、ちょっとこの末広通りの噺家さんに会いに寄ってみてください。
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贈り物を選ぶのは楽しい。もうすぐ、同居する義母の誕生日なので、TEPCO銀座に隣接する、「Switch! Shop」に行った。このお店は一面が銀座の通りに面していて、そのおしゃれな佇まいがいつも気になっていた。けれど、場所柄、私にはまだ不似合いな気がしてなかなか入れなかった。今回は、義母のプレゼント選びという大義名分があり、堂々と入店。
扱っているのは主に、IHクッキングを演出するおしゃれで機能的なキッチン用品。しかし、数百円で買える小皿や紙ナフキンなども置いてあり、センスのよさを考えると、デパートのキッチン用品売り場よりも楽しい時間が過ごせる。
義母へ贈るもののイメージはだいたい決まっていた。それは、「義母専用の箸」だ。私も含めて、家庭の主婦はなかなか自分のための箸など新調しないのではないだろうか?買い替えはいつも家族のもの優先。客用のきれいなものは本数が揃っているので、その中から一膳だけ自分用に取るわけにはいかない。新調するとしたらそれは、せいぜいが旅行みやげぐらいだろう。(ほとんどのおみやげがそうであるように、それ用に作られたお箸はあまり高級品ではないことが多い)
義母は少し右手が不自由なので、美しいつやのつるりとしたものよりも、多少ごつごつ感のある手彫りのものの方が持ちやすいだろう。箸コーナーで、いろんな箸を手にとり、実際にものをはさむ感じで動かしてみたり、口の近くに運んだときの手への負担などを考えながら、30分ぐらい悩んだ。
箸一膳選ぶのに、私は30分の間、彼女がゆっくりとごはんを口に持っていく姿を集中してイメージした。その手にこの箸は似合うか、重くはないか、ごはんをおいしくいただけるか・・・と。
気に入ったものは思いのほか手頃だったので、義母専用のスプーンも買った。彼女はカレーライスが大好きでよく作る。だから、その度にピカピカのものを使ってほしい、と。
もし、あなたが「お母さん」と呼ばれる人の贈り物に迷ったら、高価なものでなくてもいいから、その人が自分のためにはまず買わないだろうけれど、きっと欲しいのではないか?と思うものを考えてみてください。そして、一輪でもいいからお花か、あるいは短くても一言、メッセージが添えられていたら、私ならグっときちゃうな。
バレンタインデーが近づいた。去年に引き続き、オレンジピールを作ってみた。私は辛党ではあるけれど、たまに飲みに行くバーで、とてもおいしいオレンジピールをいただき、それから拘って探してみた。が、ココアまでまぶしてあるものがなかなか売っていない。だから、自分で作ってみた。去年はチョコレートを固めすぎたのか、ココアパウダーがなかなか乗らなかったので、今年は、チョコレートが乾くか乾かないかの時を見計らって、女3人(私と娘ふたり)で、急いでココアをまぶした。大成功!
私はお菓子作りが好きというわけではなく、どちらかというと、娘の趣味に付き合っている程度である。このお菓子のレシピも、30年ほど前に姉が買ったシリーズの本のおさがりからアレンジ。お菓子の本を自分で買うことは、まず、ない。
あの頃は、オーブンが家にはなくて、クッキーさえ焼くことができなかった。母親が作るおやつは、レーズン入り蒸しパンやおまんじゅうがせいぜい。バターの香り漂うようなお菓子に憧れて、小遣いでやっとオーブントースターを買ったのは中学に入った頃。クッキーを焼いては友達や、密かに憧れる男子に食べてもらった。
大人になるにつれ、「おいしいものはお金を出せば買える」と思うようになり、いつしか「手作り崇拝」は薄れていった。蒸しパンしか作ってくれなかった母親の気持ちも何となくわかるようになった。
いま、娘の趣味に付き合う形で一緒に作っているのは、今回のように、売っていないから、という理由もあるが、殆どは、あの頃のやり残しをつぶしていっているようなものだ。「とりあえず環境は整っているし、材料も手軽に入手できるようになったから、自分で作ってみようか?」という程度。
それでも、娘は「今日は理想のお母さん」と言ってくれるので、しばらく続けてみるつもり。
イラストは、パッケージが気に入って、デパ地下のショップで買った世界でもおいしいので有名(らしい)チョコレート。
月~金、9:30~17:30、派遣で働いている。幸い、職場の環境は大変よく、従業員も常識的な人たちばかりなので、職場でのストレスはほとんどない。が、問題は、通勤の満員電車。先週のこと・・・
長い髪を手ぐしで梳かし、指先に絡まった髪を平気で床に落とすブス。その汚い指先が私のコートの袖とバッグに触れても、詫びることもせずに、連れの、物好きなボーイフレンドと談笑している(こんなブスでも男連れ、というが腹立たしさに輪をかける)。
乗り換えた別の地下鉄。帰宅のラッシュだというのに、長くもない足を広げ、バカみたいに口をあけて二人分のシートをぶんどり、眠りこける若いサラリーマン(お前、出世しないよ、絶対。そして、モテない)。
そういうやつらのつま先を、傘の先で突き刺してやりたいのは、何も私だけではないだろう。むしゃくしゃして、カッとなって、「つい」暴力に訴えてしまう人の気持ちが、すごくよくわかった週だった。
幸い私には、大事な家族と、私を育ててくれた両親がいる。彼ら、彼女らがいるから、咄嗟の「殺意」も、なんとか抑えることができる。
仕事はつらくない。でも、こんな毎日なので、「通勤」をしたくない。
「家で仕事して、食べていけたら・・・」と、満員電車で眉間に皺を寄せながら、毎朝考えてしまう。そういう人はけっこう多いのではないか。
だから娘には、「手に職を持て」と偉そうに言っているけれど、当の母親がこの調子では、あまり説得力がない。
ないないない・・・と、ないことばかり考えていてもいいことは「ない」ので、できることを考えてみた。
まず、こうしてストレスを吐き出す場があり、絵を描いている間、いやなことは忘れられる(しかも、成果が残る)。
「ジャンボ宝くじで3億円当てて仕事を辞める」のを夢見るばかりでは、何も残らない。もちろん、買わないと当たらないので、ジャンボの時だけはちょっとだけ投資するけれど。
せっかくアクセスしてくれた人が、私のストレスだけを読まされていたのでは、もう次からは来てくれないよね。私が前向きになれて、あなたも「今日のはよかったな」と思えるような場所でないと。
もう、10年ぐらい前にけっこう無理して買った赤い皮のシステム手帳。いい具合にくたびれてきて、「仕事してます」って感じが出てきた。
先週は、いやな事が多くて、ため息の多い一週間だったけれど、今日からは、これを買った頃の前向きな自分に立ち返るつもりで、描いてみた。
料理好きの次女(12歳)と一緒にクッキーを作った。といっても私は手を汚すのがいやなので、材料を量ったり、やけどをさせないようにオーブンを扱ったりしただけ。生地をまとめたり、型を抜いたり、並べたりするのは彼女の仕事。
ダメモトで、料理が嫌いな長女(14歳)に声をかけてみたら、意外にも「やる、やるうっ!」と、ノッてきた。
長女は料理だけでなく、家事全般が大嫌い。でも、手先が異常に器用で、例えば私が絡めてしまったネックレスのチェーンを難なくほどいたり、信じられないくらい小さな鶴を折ったりする。特に、絵を描くのが得意だ。
次女のほうは、クッキー型を使って、動物や星やハートの形に生地を抜いていたが、長女はそれでは飽き足らず、ゲームキャラクターの「ピクミン」を作り出した。
実際にゲームに出てくるピクミンはもっと細いらしいのだけれど、焼いたらこんなコロコロになってしまった。けれど、かわいい。
二人とも反抗期なのに、キッチンテーブルで向かい合って、まるで粘土遊びをしているかのようにはしゃいでいた。保育園の時に手にばっちり生地をベタつかせながらパンを作っていた、あの頃と同じ笑顔で。
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プロフィール
HN:
May
性別:
女性
職業:
派遣社員、イラストレーター
趣味:
読書・お酒・ガーデニング
自己紹介:
派遣社員をしながら、絵本作家目指して、年1回、コンクールに応募しています。
【お知らせ】
2010年10月17日からしばらく日記を休んでいましたが、このたび、絵本のコンクールへの応募が無事済みましたので、2011年6月13日から再開いたしました。またよろしくお願いしますね。
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