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毎日は無理だけど、毎週ならなんとか
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 東京に、はじめて雪らしい雪が降っている。目が覚めて外を見たら、もう真っ白だったので、恐らく昨夜の早いうちに降り始めたのだろう。
 先週は、長女の都立高校推薦入試の発表があったが、残念ながら、合格ならず。心配して会社の昼休みに電話してはみたが、幸か不幸か、一緒に発表を見に行った友達が全員そろって残念な結果だったらしく、「“一般では絶対に全員揃って合格しような!”って、却って結束が固くなったよ」と、案外ケロリとしていた。その言葉を信じて、引き続き見守ることにする。
 推薦入試(面接)の前の金曜日に、クラスメイトのK君が、集団面接者を対象とする模擬面接会を企画して、土曜日も学校にいる運動部の顧問の先生に、面接官役をお願いしてくれた。長女の受験した高校は、簡単ではあるが、一部英語による質問があるとのことで、担任でもある英語科の先生にお願いし、やはり土曜日に、そのためのご指導を受けることになった。
 面接の練習が始まるまで、英語で質問されるであろうあらゆる文章を想定し、それに対する回答を、自分でまず考え、担任の先生にチェックしてもらい、誰もいない教室で、何度も何度もそれを読んで、暗記したという。
 面接練習も終わり、企画者であるK君が「この中で、ひとりでも合格者が出たら嬉しいな」と言ったらしい。彼の狙っていた高校は、長女のそれよりもずっとレベルの高い都立高校。もちろん、半端な倍率ではなかった。彼は、長女の苦手が社会科だと知って、毎日、休み時間ごとに、社会科講座を開いてくれた。自分だって受験勉強で忙しい身なのに。私も模擬問題を何度か見せてもらったことがあるが、社会科の嫌いな子でも、これなら楽しいだろう、と思うような、やさしく、解りやすい問題と解説になっていた。直前にあった実力テストでは、彼の予想問題がズバリ当たって、そこの部分では、長女は全て正解したという。
 K君は将来、塾の講師になりたいという。「K君はね、自分の立てた目標を達成させることに、最高の喜びを感じるやつなんだよ」と、長女は言う。だから、長女のように、社会科が苦手な子が、自分の指導によって、解るようになっていく様子を見るのが楽しいのだろう。
 そのK君が、難関と言われていた某都立高校の推薦入試に合格した!! 模擬面接会に参加した中で、ただ一人の合格者だった。長女は、「全て努力の結果だと思う。すごいよ。尊敬するよ」と、とても喜んでいた。私は、「あれだけ面倒をみてくれたK君を、絶対に泣かせるなよ」と、長女に言った。
 ひと足先に合格を決めたKくん。彼のことなので、一般入試を控えている周囲の友人たちを、最後まで激励することだろう。そして、長女たちクラスメイトが希望の高校に合格することが、彼への最高の恩返しになる。
 Kくん、本当におめでとう。そして、ありがとう。長女とあなたが一緒に過ごせるのも、あとわずかだけれど、もう少しの間、応援よろしくお願いします。
 今日描いたのは、カエル好きの長女に友人が送ってくれた小銭入れと、ケンカにならないよう、パンダ好きの次女にも送ってくれた小銭入れ。これもまた、長女を見守ってくれるひとりからの応援グッズだ。ありがたい。
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 街から正月飾りが消えたと思ったら、もう、バレンタインのディスプレイ・・・今年も、女の祭典がやってくる。
 初めて男の子にバレンタインのプレゼントを贈ったのは、中学1年生のときだった。手作りのお菓子のうちでも、チョコレートは難しい方だったので、クッキーを焼いて、その男の子の家まで届けた・・・と、ここまで書いて、それは当時の親友の付き添いで行ったときの想い出だったと、思い出した。自分のことは覚えていない。
 彼女の好きだったN先輩のことを、実は、彼女よりもずっと前に知っていた。私が小学6年生の時、通院していた接骨院の待合室で、大怪我をして運ばれてきたN先輩を初めて見た。
 先輩は中学生だし、私の小学校の出身ではなかったので、その後、待合室で顔を合わせても、特に話をしたことはなかった。当時彼は、サッカー部の2年生で、人気があったらしいが、小学生だった私は、まだ、中学生の男子に憧れるほど、マセてはいなかったらしい。
 それでも、中学に入って、同級生たちが「N先輩、かっこいいよね・・・」と話しているのを聞いて、彼女等よりもずっと前にN先輩を知っていた私は「そんなの、前から知ってるよ」と、内心、得意に思ったものだ。
 友人が騒ぎ出してから、何かに付け、N先輩の姿が目に付くようになったが、相変わらず先輩と私は直接話すことがなかった。ただ、彼女にくっついて、プレゼントを渡すのに付き合ったり、サッカー部の練習風景をひっそりと見学したりしているうちに、「恋ってどんなものだろう?」とは思っていた。
 そんな私もその後、人並みに何度か恋をして、結婚相手を見つけ、二女の母になった。そして、娘たちは、(たとえ相手がアニメの主人公であっても)恋をする年頃になった。
 「今年のバレンタインはどうする?」と聞くと、長女は、「(受験なので)あげないけれど、(ホワイトデーにはお返しを)もらう」と。そんなことを許すのは、彼女にはあまあまの、父親しかいない。次女は、今年はあげたいような男の子がいないので、「手作りして父ちゃんと、友達(女子数名)にあげる」と。ちぇっ! モテるのは、父親だけかよっ!!
 「三越」から、カード会員宛に、バレンタインフェアの案内が届いた。宝石かと思うほど、ゴージャスなパッケージに、美しいツヤをした小ぶりなチョコレートたちがちんまり収まっている。いったい、こんなチョコレート、受け取って喜ぶ男がいるのだろうか・・・
 バレンタインデーの贈り物の買いものは、女の大きな楽しみのひとつなのだと思う。豪華なパッケージに、上品なチョコレート。高ければ高いほど、「こんなのを買える自分」に満足するようにできている。
 今年も、誰に贈るともなく、オレンジピールのチョコレートがけを作ろうと思う。娘たちと。そして、ブランデーか、ホットウイスキーで味わいたい。N先輩との恋をとうとう成就できなかった彼女は、今はどうしているだろうか? 結婚して、私と同じように、娘たちのバレンタインに付き合っているだろうか? そんなことを考えながら。
 今日は、シンプルなチョコレートケーキを描いてみた。大好きな陸奥A子先生の少女漫画に描かれていたものを、大きくして、私なりに色をつけてみた。もう、好きな「男の子」に、こんなケーキを作ってあげることなどないのだろうなあ・・・夢は娘たちに託すことにした。


 先週の金曜日の夜、次女とふたりきりで、地元の焼肉屋へ行った。最近の我が家は、高校受験を目前に控えている長女の話題ばかりなので、寂しがり屋で甘えん坊の次女が、ますます拗ねている。一度連れ出さないといけないな・・・と思って私が彼女と二人きりの焼肉デートを企画した。
 その日、会社を定時で上がり、焼肉店の前で18:20に待ち合わせた。事前に予約を入れていい席をとってもらい、割引になるクーポンもプリントして行った。
 家族で行くと、大人はビールやサワーを飲むし、食べ盛りの中学生ふたり連れなので、地元とはいえ1万円ぐらいはとぶ。しかし、今回は、次女とふたり。私は、お肉を食べ過ぎないように、最初に石焼ビビンバを頼んで、レモンサワーをちびちびやりながら、“お嬢”のために、肉焼き係に徹した。
 久しぶりの焼肉だった。家では、ときどき鉄板焼きをするけれど、肉は薄いし、鉄板のため脂は落ちないので、美味しさがまるで違う。また、次女は、「サンチュ」に付いてくる辛味噌が大好きで、それをごはんに乗せて食べるのが楽しみらしい。お店の方にお願いして、辛味噌を多めに持ってきてもらった。
 よほどおいしいのか、次女は、しばらくは無言で食べていたが、私と目が合うと、ため息をついて、“おいしいな~”。数日前に、「お姉ちゃんも来ればいいのにね」と私が言うと、「だめっ! お肉が減っちゃうから」。
 おなか一杯食べても5000円かからなかった。満足して店を出てもまだ19:30だったので、近くの大型スーパーへ、安くなった冬の洋服を見に寄った。冬物のバーゲンには、ダウンジャケットを買ってあげる約束もあったのだ。気に入った、黒いダウンを見つけて上機嫌の次女。留守番の夫と長女にもアイスクリームのおみやげを買って、腕を組んで歩いて家まで帰った。とても寒い夜だったけれど、彼女と白い息を吐きながら歩くのは幸せだった。
 こんなに母親に(実は父親にも)ベッタリで、ちゃんと反抗期が来るのだろうか?と私も夫も(長女までも!)心配している。話題が長女のことになると、「受験なんて、落ちちゃえ!!」と平気で言う。長女はオトナなので、呆れた顔をして無視しているが。
 帰り道、次女に将来の夢を聞いてみると、「二通りある」という。ひとつは、一生懸命勉強して、山P(彼女が夢中になっている、NEWSの山下智久くん)と同じ、明治大学に入る。もう一つは、おバカ高に入って、バイトして、楽しく遊ぶ、というものらしい。親としては、前者でいって欲しいが、そのときまで山Pのファンでいるかどうか。
 翌日土曜日、一緒に行った書店で、「しばわんこの和のこころ」という絵本を買った。柴犬の「しばわんこ」が、和の生活の楽しみ方を紹介する、人気シリーズの美しい本。日本の伝統行事や和の作法などを、やさしく、わかりやすく説いている。
「女の子が生まれたら、一緒に読むんだ」と、次女。山Pやおバカ高でのバイト生活以外に、ちゃんと将来のイメージがあって、母は少し安心した。彼女の娘は、私にとってはかわいい孫。「しばわんこシリーズ」は、今からそろえておいて、出産祝いにあげよう。女の子が生まれたら、だけど。
 ということで、今回は、彼女の脅迫にも似た強い希望により、彼女のコレクションから、ぱんだのユウスケを描いてみた。やれやれ。
 


 月曜日から、またいつものように、満員電車に揺られての通勤が始まった。火曜日からは、娘たちも3学期。木曜日には、中学のPTAの会合もあり、いきなり慌しい一週間だった。
 来週には長女の私立高校推薦入試の願書を提出し、再来週には本命の都立推薦の出願・・・これからしばらくは出願、試験、発表と、イベントが続くことになる。
 長女の神経がピリピリしていて、普段口うるさい私に対しては特に、「黙っててよね」と言わんばかりに、目も合わさず、無言でいる。家中の空気が重苦しくなり、あてられた次女はますます赤ちゃん返りしていく。
 私も辛いが、私のストレスは夫が愚痴を聞いてくれることと、もうひとりのかわいい「姫」に頼られることによって、なんとかやり過ごせている。
 一番苦しいのは受験生本人だ。家族は黙っているだけでいい。私が彼女と会話できないストレスなど、今の彼女のプレッシャーに比べれば大したことはない。
 つい今しがた、受験料の振込み日や、願書出願、試験、発表などのスケジュールをカレンダーに書き込みながら夫と確認し合った。あとは、長女本人が闘うのみとなった。
 だからもう、いいかげん、自分の目標である絵本の制作に集中しようと決めた。あとは、長女が必ずやってくれるはずなので。
 昨日の、雨の土曜日。徒歩5分ほどのところにある小さな動物公園を通って、スーパーまで歩いた。てっきり2頭しかいないと思っていたレッサーパンダが、3頭になっていた。悪天候のせいか、動物公園には私ひとりだったので、気の済むまで観察し、写真を撮った。
 買いものを終えて再び公園を歩いた。今度は中のコースを変えて、茶室を囲んだ日本庭園のほうを周った。すると今度は、探していた「カモ」がたくさん、池で泳いでいた。
 今おはなしを考えている絵本のモチーフがカモで、どこへいけば観察できるか?いい資料はないか?と、知人にも相談していた矢先だった。灯台下暗し。家から目と鼻の先にいたのね、カモちゃんたち。とはいえ、時季が来ればまたどこかへ渡ってしまうのだろう・・・。今度はカメラに頼らず、しっかりと、その姿を目に焼き付けておいた。
 不思議なものだ。長女との距離を置こうと思ったのとほぼ同時に、私の探していたものと、こんなに近くで出会うとは。「そろそろ、自分のことを考えなさい」と、誰かに体の向きをそっと、変えられたような気がした。
 大晦日に滑り込みで絵の仕事が入ったときに、「あまりにも絵の仕事が少ないからさ、かあちゃん、“イラストレーター”っていう肩書き、おろそうかと思ってたんだけど」とぼやいたときのことだ。「自分がイラストレーターだと思ったら、イラストレーターなんだよ。それでいいじゃん」と長女が言った。ふだん、私の絵を全く褒めない彼女だけれど、母親の職業は?と聞かれると、派遣社員ではなく、「イラストレーターです」と答えているらしい。もし彼女が私のその部分を誇りに思ってくれているのだとしたら、その気持ちを大切に、私はどんなに仕事が少なくても、描き続けなければいけないと思う。


 新年あけましておめでとうございます。

 早速ですが、この冬休み、今日までどう過ごしたか、を記したいと思う。

 12/28(金):派遣先は15:00で事実上、仕事納め。納会に少しだけ顔を出し、16:00予約の美容院へ。「DEATH NOTE」エル似のイケメン美容師さんに、髪の矯正&カットをお願いする。
 12/29(土):冬休み、スタート!一日大掃除。子供の頃、大掃除を強制されていやな思いをしたので、子供たちには「参加は自由」としている。が、彼女等は自分の身の回りだけは片付けていた。よしよし。
 12/30(日):午前中、まだ混み始める前のスーパーへ買出し。鍋用のカニ、すき焼用の肉、野菜など。最近は元旦でも店は開いているので、ほどほどに。
 12/31(月):午前中はのんびり。午後は義母を2階に呼んでの忘年会のため、鍋と年越しそば、元旦の朝のための雑煮の下ごしらえなどでけっこう忙しい。紅白は殆ど見ずに、仕事机の片付け。
 1/1(火):深夜まで起きていた子供たちを叩き起こし、お年玉を与え、お雑煮とおとそを少々いただく。8:45には湯島天神に向かって出発。殆ど並ばずにお参りができた。長女はしっかり、絵馬に「第一志望合格」の願いを書く。おみくじ、私は中吉。「願望、真心こめて祈れば叶うべし」。叶えてみせるべしっ!!
 1/2(水):大掃除のときにできなかった机の整理。2年以上使っていないものは、たとえ開封前のものでも処分した。おかげですっきり。
 1/3(木):冬休み後半突入。大晦日に滑り込んできたイラストの仕事に着手。ラフスケッチを依頼者に送って、気分よく、いなり寿司と太巻きで晩酌。
 1/4(金):朝のうちに「イラスト、これでいいです」の快諾メールを確認。鼻歌まじりでこれまた大掃除でできなかった本棚の整理。「もう、開くことも無い」と判断した本は、「BOOK OFF」行きの紙バッグへ。大好きな村上春樹の本にはトレペでカバーを。
 1/5(土):普通の週末。沈み行く夕日がせつない。こういうときは、あったかくておいしいものを作るに限る。ホワイトシチューを煮よう。

 と、あいかわらず、何もしない日はなかったけれど、私にしてはあれこれ手を染めず、のんびりできた冬休みだった。何人かの友人には伝えてあるが、今年の目標をここで宣言する。
①絵本新人賞に応募
②寝酒をやめる
③思い立ったらすぐ行動

②と③は今のところ、まずまず守れてる。①、「入賞」ではなく「応募」というのがミソ。叱ってくれる先生がいるわけでなし、できそうでこれがなかなかできない。でも、やる。

 ということで、これからシチューを仕込み、キッチンがもわもわっとあったまった頃、テーブルに絵の道具を広げよう。
 本年も、どうぞよろしくお願いします。
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プロフィール
HN:
May
性別:
女性
職業:
派遣社員、イラストレーター
趣味:
読書・お酒・ガーデニング
自己紹介:
派遣社員をしながら、絵本作家目指して、年1回、コンクールに応募しています。
【お知らせ】
2010年10月17日からしばらく日記を休んでいましたが、このたび、絵本のコンクールへの応募が無事済みましたので、2011年6月13日から再開いたしました。またよろしくお願いしますね。
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