一日遅れですが

　きょうの夕方、茨城の実家から東京の家に帰りました。ただいま！

　あちらは思ったほど寒くはなく、今日の日中などは、南向きの居間の室温は、29℃にまで上がったほど。ほとんどの時間を半袖で過ごした。このブログにも載せた、父の肖像。認知症の始まっている父でも、「見たことあるひとだな～」なんて、言いながらも。「ありがとうな」と受け取ってくれた。絵などにまったく興味のない両親や兄の話題は終始「ブラックバス」の細部について。「太ったバスだ」とか、「口は開けているのか？」とか・・・まあ、私が他人の絵描きだったら、相当失礼だったであろうことを言いたい放題。まあ、身内だから多目に見よう。父の顔は「よく似てる」と言ってくれたし。

　その前日、知人に誘われて、けっこう大規模な持ち寄りのハロウィンパーティなるものに、生まれて初めて参加した。持ち寄りの手土産を何にしよう・・・と悩んだ末、「かぼちゃのひとくちコロッケ」に決めた。前日に、失敗したときのための保険に、と、デパ地下でおつまみチーズや老舗パン屋のグリッシーニを買っておいた。

　いよいよ当日。スーパーでかぼちゃをまるまる一個買い、鍋でふかして、マッシュして、たまねぎと挽肉をいためたものをまぜ、コク出しに生クリームを少しまぜ、塩・こしょうで味をととのえ、小さなピンポン玉ぐらいの大きさに丸めたものを、220個作った。それにフライの衣をつけて、約1時間かけて全てを揚げた。市販の冷凍コロッケよりも、「パンク率」が高く、人様に召し上がっていただける美しい球形になったのは、約180個。それらを、使い捨ての紙のケースに入れて、ソースを入れる小さな容器をつけ、ソースは家で使っている「中濃ソース」大きなボトルを一緒に持っていった。

　少し遅れて会場に到着。乾杯には間に合ったが、みんな素晴らしい手料理を持ってきていて、気後れした私は、まずは無難なグリッシーニとチーズだけ出して、様子を見ることにした（ちっちぇーな～）。しかし、宴が進むうちに、料理の入れ物もカラになるものが増えてきて、物足りなくなってきたので、「実は・・・」といって、勇気を出して、コロッケの箱を差し出してみたところ・・・あるネイティブスピーカーの若い女性が、「あなたをお嫁さんにしたい！！」というような意味の言葉を英語でかけてきて、ぎゅーっとハグしてくれた！「私はかぼちゃが大好きなの！」と。連れの英語のわかる日本人に何か聞いてから、「リョウリジョウズさん」と言われた。数人のネイティブスピーカーの見守る中、「ここは何か気の利いたことを言って笑いを取らないと・・・」と考えた末、「I think so !」と言いながら“どや顔”をしてみた。これには外人さんたちも笑ってくれて、ホッとした。下手な英語で、「いや～そんなことないですよ～」と謙遜するより（第一、そんな長い英語、言えないし）、このくらい言い放つ日本人の方が、英語圏の方々には好印象だろう、と思って。

　結局そのパーティは22時過ぎにお開きになったものの、地元での開催だったので、二次会は24時近くまで会場近くの居酒屋で続いた。ほとんどの方が初心者でしかも、日本語が通じない人も多かったが、「英語はこころ」。わからなくなったら、「Welcome to Japan !」と言ってグラスを掲げれば、笑いが起き、握手し合って、ひとつになれた。

　翌朝は、食べすぎか？二日酔いか？吐き気と腹痛にちょっと苦しんだが、頭痛はまったくなくて、逆に意識は冴えてさえいたように感じた。

　パーティ、里帰りと、慌しい連休だったが、とても楽しい3日間だった。その少し前に先月受けたTOEICの結果が出たが・・・、もう長くなっちゃったので、次回の日記に詳しく書く事する。

　きょうの絵は、母が趣味でやっている畑でとれたししとう。赤いのは育ち過ぎちゃったものだそうだけれど、とても鮮やかだったので、お絵かき用に摘んでみた。