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毎日は無理だけど、毎週ならなんとか
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 3/19(水)は、長女の卒業式と彼女の誕生日だった。私はもちろん会社を一日休んで、朝から家族で中学校へ向かった。長女と次女が一緒に登校できるのもこの日が最後、ということで、家の前で記念写真を撮った。いつもは写真を嫌う長女が、カメラに向かってくれた。次女はもっとしんみりしていると思ったら、何が嬉しいのか満面の笑み。この春長女が受かった高校に、次女も受かれば、また一年間、一緒に通学できるが、どうなるだろうか。
 卒業式では泣いてしまうと思ったが、意外に泣けなかった。早めに家を出たおかげで、一番前のいい席をとれたので、長女が卒業証書を授与されるところを、動画に収めることもできた。大きな声で返事をして、しっかりとした足取りで進み、先生方にも深々とお辞儀をしている姿に、成長を感じた。
 私の隣には偶然、長女と同じクラスの秀才男子ふたりのお母様方が座っていた。初めてお目にかかったそのお母様のひとりに「○○さん(←長女のニックネーム)って、絵が上手よね。うちの下の子(小4)が、いつも“これ、○○さんが描いたんだよね?すごいよね~”って感動しているのよ」と話してくれた。帰って長女に話したら、とても喜んでいた。自分の絵が、クラスメイトだけではなく、その家族の目にも触れてさらに、それを褒めてくれるのだから、それはうれしいだろう。
 昨日の土曜日は長女と次女と私の3人で、葛西臨海公園まで往復2時間、歩いてきた。渚までいき、次女が波打ち際で貝殻を拾っている間、遠くに小さく見える東京ディズニーランドをバックに、長女とセルフで写真を撮った。少し前まで、カメラを向けると泣いてしまうほど、写真が嫌いだったのに。今では、母親に、「撮るよ、もっとこっち寄って」なんて言って一緒に写ってくれるようになった。
 受験をはさんだこの数ヶ月の間に、長女は本当に成長したと思う。都立の推薦に落ちてからは、ショックから学力的にはかなり落ち込んだが、その後のどん底から、生き返るまでの間、自分がどれだけ無力であるか、そしてそれを支えてくれる先生や友人がいるということがどれだけありがたいことか、痛みを知ることによって、彼女は少しずつ強くなり、優しくなっていった。
 そんな姉を間近に見ていた次女も、やっと自分の希望で塾に行き始め、「お姉ちゃんと同じ高校に行きたい」と言い出した。次女の学力では難しいところだが、高校受験までにまだ2年ある。長女も、「今からなら十分間に合うよ」と、エールを送ってくれた。近くでその様子を見ている私にとっては、「頑張って、お前も来い!」と言ってくれているようで、ふたりがより眩しく見えた。
 今日は、午後から姉妹だけで海に出かけた。ふたりとも最近、おなかやほっぺたのお肉が気になるらしい。私はその間、午前中に彼女らと途中まで作ったケーキの仕上げをし、いま、それを冷蔵庫で冷やしている。彼女らが帰ってきた頃にはもう、食べごろになっていることだろう。
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プロフィール
HN:
May
性別:
女性
職業:
派遣社員、イラストレーター
趣味:
読書・お酒・ガーデニング
自己紹介:
派遣社員をしながら、絵本作家目指して、年1回、コンクールに応募しています。
【お知らせ】
2010年10月17日からしばらく日記を休んでいましたが、このたび、絵本のコンクールへの応募が無事済みましたので、2011年6月13日から再開いたしました。またよろしくお願いしますね。
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