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今週は、子宮がんの検診を受けるために、次女を産んだ産婦人科に行ってきた。会社を30分早く上がらせてもらって、入ったのは受付終了の30分前。私の前には、3人しかいなかった。そこは駅からとても離れているせいか、それほど混んでなく、いつ行っても1時間待たされることがない。
次女を産んだときのことはよく覚えている。深夜に陣痛を感じ、当時まだ別居していた義母に電話をした。我が家には車がなかったので、義父の車で近くの産院まで送ってもらうためだ。産院の入り口を開けてもらうまでの間、腰をさすってくれる義母に、「大丈夫ですよ。この分なら明け方前に生まれるかも」と、笑顔で話しかけたことを覚えている。
普通、初産で18時間と言われているらしいが、長女のときは5時間という超安産だった。次女のときはさらに短く、0時間55分というものだった(30分を切ると逆に危険らしい)。出血も殆どなかったという。分娩台での呼吸法も「上手ですよ」と、助産婦さんに褒められたっけ。
つまり、「二人目の慣れ」だったのだろう。予定より10日早かったため、おなかにいた赤ちゃんも多少は小さくて、それもラクなお産の理由のひとつだったかも知れない。
が、次女の出産で一番思い出に残っているのは、なんと言ってもそこの食事だった。院長の奥様が栄養士ということで、スタッフの賄い食も兼ねているのか、とにかくボリュームがあっておいしい!! 毎回、「これ、何ですか?」「どうやって作るんですか?」と、院長夫人に聞いてしまったほどだ。退院の日が近づいてきても、あの病院食が食べられなくなる、と思うと、それが残念でならなかった。
ちなみに、長女を生み出すために、分娩台の上でいきみながら考えていたことは・・・「これで体重を気にせず、ハーゲンダッツのクッキー&クリーム(大)を、カレースプーンで食べられるっ!!」ということだった。分娩直後の夕食で口にしたブリの照り焼きのおいしかったこと!! タイミングを外して昼食をとれないまま分娩室に入ったので、涙が出るほどおいしかった。
陣痛の痛みなんて、もう忘れてしまった。
お産は女の一大事、大仕事のように思われているフシもあるが、こんなお気楽なママもいたことを覚えておいて欲しい。
ということで、当時を思い出しつつ、次女がまだ赤ちゃんだった頃の写真を引っ張り出して描いてみた。かわいいな~と、親バカしていたら、部活から帰ってきた彼女がひとこと。「これ、おねえちゃんだよね? あたし、こんなにデブじゃないもん」。
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金曜日、世間はもう夏休みモードに入っていて、きっと店は空いているだろう、とたかをくくって向かったお気に入りのイタリアンレストランは、一杯で入れなかった。とても残念だったが、最近、お店の新規開拓というのをしていないので、路地を中心に歩いて、いい店を探すことにした。
輸入ビールの銘柄のロゴを大きく看板に配した、地下のこぢんまりしたバーを見つけた。大通りより50mほど奥まったところ。こういうところはたいてい、夜遅くまでやっている。時間がもう9時を回っていたので、ゆっくりと飲める店を探すのは難しい。ということで、初めてではあるが、入ってみることにした。
ただのショットバーだと思ったら、飲み物ばかりか、料理のメニューがかなり充実していて、うれしい。
隣の女性が「コロナ」を飲んでいるのを見て、懐かしくなり、私も一杯目は迷わずそれを頼んだ。
くし切りにしたライムを瓶の口に挿し、それを親指でぎゅっと押し込んでから、グラスに移さずにラッパ飲みをする。何も知らずに頼んだ初めてのとき(6~7年前)は、恥ずかしくてなかなかラッパ飲みができなかったものだ。
お酒は、場数だ。
いくら家で毎晩かかさずビールを飲んでいたとしても、外でビールを頼むときには、その銘柄を選ばなければいけない。私のように、なんだか知らないのに適当に頼んだりすると、恥をかくこともある。
女性の場合、現場で修行するのはとても難しい。女同士だとどうしてもおしゃべりに集中してしまうし、男性と二人きり、あるいは複数でも飲みに行ける「チャンス」は、今となってはめったにやってこない。
私の大好きな作家、故・森瑤子さんの小説には、ひとりでかっこよく飲んでいる女性がよく登場する。きっと、彼女自身がそういう大人の女性だったのかも知れない。それは彼女のエッセイからも推察できる。
彼女は頭もよく話題が豊富で、雰囲気のある「いい女」だったので、酒場で一人きりだったとしても、絵になったであろうし、男性とのかけひきも上手いので、声をかけてきた男性を退屈させることもなかっただろう。相手を値踏みしつつ、おいしいところをさらっていき、時間がきたら、「じゃ、ね」と手を振って、さらりとサヨナラできたことも想像できる。
残念ながら私は彼女のようにタバコは吸わないし、カウンターでひとり本を読むにしても、超朝型なので、すぐに眠くなってしまう。おまけに、何も食べずに飲む、ということができなくて、いつも何かをバクバク食べている。まったく、一人で飲むのが絵にならない。
今日描いたのは、その、初めてひとりでこのビールを頼んで恥をかいた六本木のお店で、持ち帰り用に買ったコロナの小瓶。その後、その店は私の行き付けとなり、初めて描いたコロナとライムの絵は、お店に暫く飾ってもらえた。もう暫く行っていないので、今はどうなっているかな・・・
昨日見た予報では、今日は雨が降りそうということで、「涼しくなるかな?」と思っていたら・・・東京は今日、35℃になるという。
次女を部活動に送り出すために、4時半に起きた。彼女を起こす5時10分までに筋トレ20分と、朝食の準備をしなければならないからだ。
彼女を送り出してほっと一息つく暇もなく、「暑くならないうちに」と、ベランダのプランターに、にんじん、ほうれんそう、はつか大根、ベビーサラダミックスのタネを撒いた。まだ日は強くないが、念のために日焼け止めを塗り、帽子をかぶって。
昨日の土曜日は昼ビールを見送ったので、今日はブログをUPしてから「お疲れ様の乾杯」の昼ビールを目標に、9時半からコツコツコツコツ。貝殻をモチーフに、水彩色鉛筆と水彩絵の具で夏らしい絵を描いてみた。「久しぶりに(貝の絵を)見た」と、帰宅した次女。そう、最後に貝を描いたのは、2002年秋の個展直前の夏だった気がする。
長年、いつも希望通りに私の髪をカットしてくれた美容師さんが、9月一杯で退職する、ということを、おととい、ご本人からこっそり、店の外で聞かされた。
お父様が亡くなり、急遽ご実家のある神戸に帰らなくてはならなくなったという。お父様のお店を継ぐのか、それとも、年老いたであろう彼の母親のそばについていてあげたいのか・・・。詳しい理由は知らない。
私と同年代で、海とスキーが大好きで、一年中日焼けしていて、とても美容師には見えないひとだった。腕の筋肉はパンパンに盛り上がり、胸板も厚くて。初めて見たとき、「海の家のバイトか」と思うような風貌で、その人にカットを頼んでいいものか、と、ちょっと不安だった。
しかし、その雰囲気からはまるで想像できないほど、彼の指先は繊細だった。根っからの職人で、最高のものを作り上げることに対して、いつも自信と誇りと謙虚さをもっていた(おとといなどは、私の前に来たという若い女性に、前髪の切り方を教えるために、つい気持ちが入りすぎて、自分の前髪を切って見せたらしい)。
もちろん私は一度で気に入り、次回からおとといまでの約4年間、2~3ヶ月に一度のカットと縮毛矯正は、いつも彼にお願いした。最近では、私の中一の娘の髪もお願いしていた。次女とも、ジャニーズのアイドルの話や、アニメの話ができて、彼女も彼をとても気に入っていた。
たかが美容師さんかも知れない。でも、女性にならわかると思うが、女にとって、自分の理想の髪型を作ってくれる美容師に出逢うことは、ある意味で、友人を作るよりも難しい。
お互いの個人的な悩みもよく打ち明けあった。私以外の客にも同じように接するのはわかっているが、それでも私にとってはただ一人の信頼できる美容師さんだった。
美容院からの帰りの電車で、いつもみたいに文庫本を読む気にも、メールを打つ気にもなれず、彼の横顔を想っていた。
「きちんと、後輩に引き継がせますので、ご安心ください」。彼の言葉を信じて、またあのお店で、新しい信頼できる美容師さんに出逢えることに期待したい。
貝の絵は、海の好きな、「海の家のアルバイトさん」のような彼への餞別に、受け取ってもらおうと思う。いつかまたどこかで、きっと出逢えますように、という願いを込めて。
先週水曜日、25日は次女の13才の誕生日だった。平日は忙しいので、その日は何もせず、昨日の土曜日の夜に、次女の好きな鉄板焼きでお祝いをした。
私は昼過ぎから「銀魂」の最新DVDを見て、2時半から絵を描いていたのだけれど、思いのほか手間取り、完成したときには外は薄暗い夕方。予定していたベランダ野菜の収穫ができなかったが、退屈そうな次女に声をかけたら、ふたつ返事で畑仕事を引き受けてくれた。
ガーデニング用の手袋をはめ、ベランダに新聞紙を広げる。蚊取り線香も炊いた。ベビーキャロットをそっと土から抜き、丁寧に土を落とす。サラダ用にラディッシュとルッコラ、ミニトマトも。なすは収穫できる大きさのものはひとつしかなかったけれど、大きいし、鉄板焼きにはちょうどよかった。
それらをすべて並べたら、ベランダがけっこうにぎやかになった。一晩で食べてしまう量ではあるが、にんじんのオレンジ、ルッコラのグリーン、トマトとラディッシュの赤、なすの紫色・・・色だけでもなんだか体が元気になりそうな取り合わせだった。
次女は野菜が大好きで、昨日もにんじんを生のままボリボリと食べてくれた。もちろん、鉄板にも乗せて、お肉と一緒にいただいた。サラダのルッコラは少し辛かったものの、千切りしてまぜたにんじんの甘みと絡み合って、ちょうどいい味になっていた。
ところで先週は夫と長女がお腹を痛めたり、発熱したりで調子が悪かったが、この二人に共通しているのは、野菜嫌い。まったく食べない、というほどではないのだが、生野菜をほとんど食べない。
もちろん、生野菜だけが体にいいというわけではなく、油と調理するとさらに栄養価が高くなる野菜もある。しかし、食卓に「あと一品ほしい」というときにササっと作れるサラダを、この二人はあまり食べない。
好きなのは肉じゃがやカレー、野菜炒めなど、ちょっと気合を入れないとできないメニューだ。それだと私も、どうしても作る回数が少なくなり、結果、夫も長女も野菜摂取が不足することになる。このジレンマ、どう解消しようか・・・
絵に描いたのは、「カルビー」のブログに投稿するために描いた、ミニトマトを使った料理のひとつ。料理、というのもおこがましいほど簡単なもの。レシピは書かなくても見ただけでわかる、チーズとトマトを乗せただけのトースト。かろうじてこれは、長女は食べたがった。しかし、夫は相変わらずまったく興味を示さなかった。
だから今朝は、ハムエッグと一緒に、オリーブオイルで炒めたベビーキャロットを出した。「野菜を食べないからあちこち調子悪いのっ!! 食べなきゃ夕食抜きです!」と脅かして、なんとか食べさせた。これでは野菜嫌いの幼児ではないか、まったく・・・幼児はかわいいが、54才のオッサン相手では、いまひとつ心が弾まない。
今日はこれから国民の義務である投票にいき、帰ったら友人に水彩で暑中見舞いを描き、「DEATH NOTE」アニメ版の最新DVDを見ながら昼ビールを飲み(つまみは野菜を巻き巻きしたトルティーヤ)、午後は昨日買った一条ゆかりのコミック(全5巻!)を読みながらダラダラと過ごす予定。ああ、幸せ・・・
先週末は、“色”のスペシャリストである友人に頼まれたイラストを描いていた。台風が来ていたこともあり、じっくりと腰を落ち着けて描くことができた。時々、ベランダの野菜が無事であることを確認しつつ、雨音を聴きながら絵筆を走らせた。
今週末は茨城の実家に里帰りをするために、通常のブログ更新作業が困難。そこで、友人の協力を得て、そのうちの一枚をUPすることにした。「赤色」をテーマにした、ろうそくのイラスト。友人についてはこちらを見てね。→http://home.b-star.jp/~f-color/ パーソナルカラー、オーラソーマコンサルティングなど、個人向けに対応してもらえるメニューもあるので、ご興味ある方は、ぜひ、問い合わせてみてね。
さてその里帰り。今回、次女は部活動優先だというので、長女だけを連れて行く。受験生だけれど、茨城贔屓の彼女の強い希望で。21日土曜日の朝に出発し、その夜は街で行われるお祭りに行き、翌日曜日の夜は、利根川で行われる花火大会を、家の前から鑑賞する予定。
東京から実家に帰ると、感じるのはやはり、空気の違い。光、匂いがまるで違う。ご馳走ではないけれど、食卓に上る採れたての野菜たちは味が濃くておいしい。きれいな空気と、母の愛情のたまもの。いずれ東京の家を「実家」とする娘たちにも、将来、同じようにふるさとの良さを感じさせたい、と思う。
結婚して、実家を離れてからのほうが、不思議と両親は私を褒めてくれることが多い。やはり離れて暮らすと、互いのいいところがよく見える、ということか。「こどもはいくつになったってかわいいよ」と、電話の向こうで言う母のように、私も、大人になった娘たちを愛でることができるのだろうか?
今回の里帰りでは初めて、母の家庭菜園の畑仕事を手伝わせてもらおうと思う。麦わら帽子をかぶって、長靴はいて、とうもろこしやトマトを収穫したい。周囲は農家が殆どなので、それでなくても夏野菜の差し入れが多い。そんなとき、トマトは湯むきし、大鍋でグツグツとソースに仕立てる。厳重にパッキングして東京に持ち帰り、小分けにして冷凍し、イタリア料理に役立てる。とうもろこしは一度ゆでて、実をむき、これまた小分けにして冷凍し、好きなときにバターコーンにしたり、ポタージュにして楽しむ。
東京にいると、どうしても後回しにしてしまいがちな読書やスケッチに没頭できるのも、里帰りの大きな魅力だ。心ゆくまで読むぞ、と思って床で文庫本を開くものの、日中の犬の散歩や畑仕事で心地よく疲労した肉体は、上質な睡魔となって私を包み込み、すぐに本を閉じてしまうことになる。それもまた、里帰りだから許せること。
また今回は、野菜を育てるようになって初めての帰省でもあるので、母にいろいろポイントを伝授してもらう、という大きな楽しみも。スケッチは当然、田舎の風景か、夏野菜がモチーフになるだろうな。
ところで私のニックネームのひとつである“May”の由来は、兄が、初めて「となりのトトロ」を見たときの感想。「あのメイって、お前のガキの頃とそっくりな」と。どちらかというと、私は、入院中の優しいお母さんか、利発でしっかりものの長女のサツキちゃんにあこがれているんだけれど・・・。
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プロフィール
HN:
May
性別:
女性
職業:
派遣社員、イラストレーター
趣味:
読書・お酒・ガーデニング
自己紹介:
派遣社員をしながら、絵本作家目指して、年1回、コンクールに応募しています。
【お知らせ】
2010年10月17日からしばらく日記を休んでいましたが、このたび、絵本のコンクールへの応募が無事済みましたので、2011年6月13日から再開いたしました。またよろしくお願いしますね。
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