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毎日は無理だけど、毎週ならなんとか
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 昨日見た予報では、今日は雨が降りそうということで、「涼しくなるかな?」と思っていたら・・・東京は今日、35℃になるという。
 次女を部活動に送り出すために、4時半に起きた。彼女を起こす5時10分までに筋トレ20分と、朝食の準備をしなければならないからだ。
 彼女を送り出してほっと一息つく暇もなく、「暑くならないうちに」と、ベランダのプランターに、にんじん、ほうれんそう、はつか大根、ベビーサラダミックスのタネを撒いた。まだ日は強くないが、念のために日焼け止めを塗り、帽子をかぶって。
 昨日の土曜日は昼ビールを見送ったので、今日はブログをUPしてから「お疲れ様の乾杯」の昼ビールを目標に、9時半からコツコツコツコツ。貝殻をモチーフに、水彩色鉛筆と水彩絵の具で夏らしい絵を描いてみた。「久しぶりに(貝の絵を)見た」と、帰宅した次女。そう、最後に貝を描いたのは、2002年秋の個展直前の夏だった気がする。
 長年、いつも希望通りに私の髪をカットしてくれた美容師さんが、9月一杯で退職する、ということを、おととい、ご本人からこっそり、店の外で聞かされた。
 お父様が亡くなり、急遽ご実家のある神戸に帰らなくてはならなくなったという。お父様のお店を継ぐのか、それとも、年老いたであろう彼の母親のそばについていてあげたいのか・・・。詳しい理由は知らない。
 私と同年代で、海とスキーが大好きで、一年中日焼けしていて、とても美容師には見えないひとだった。腕の筋肉はパンパンに盛り上がり、胸板も厚くて。初めて見たとき、「海の家のバイトか」と思うような風貌で、その人にカットを頼んでいいものか、と、ちょっと不安だった。
 しかし、その雰囲気からはまるで想像できないほど、彼の指先は繊細だった。根っからの職人で、最高のものを作り上げることに対して、いつも自信と誇りと謙虚さをもっていた(おとといなどは、私の前に来たという若い女性に、前髪の切り方を教えるために、つい気持ちが入りすぎて、自分の前髪を切って見せたらしい)。
 もちろん私は一度で気に入り、次回からおとといまでの約4年間、2~3ヶ月に一度のカットと縮毛矯正は、いつも彼にお願いした。最近では、私の中一の娘の髪もお願いしていた。次女とも、ジャニーズのアイドルの話や、アニメの話ができて、彼女も彼をとても気に入っていた。
 たかが美容師さんかも知れない。でも、女性にならわかると思うが、女にとって、自分の理想の髪型を作ってくれる美容師に出逢うことは、ある意味で、友人を作るよりも難しい。
 お互いの個人的な悩みもよく打ち明けあった。私以外の客にも同じように接するのはわかっているが、それでも私にとってはただ一人の信頼できる美容師さんだった。
 美容院からの帰りの電車で、いつもみたいに文庫本を読む気にも、メールを打つ気にもなれず、彼の横顔を想っていた。
「きちんと、後輩に引き継がせますので、ご安心ください」。彼の言葉を信じて、またあのお店で、新しい信頼できる美容師さんに出逢えることに期待したい。
 貝の絵は、海の好きな、「海の家のアルバイトさん」のような彼への餞別に、受け取ってもらおうと思う。いつかまたどこかで、きっと出逢えますように、という願いを込めて。
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プロフィール
HN:
May
性別:
女性
職業:
派遣社員、イラストレーター
趣味:
読書・お酒・ガーデニング
自己紹介:
派遣社員をしながら、絵本作家目指して、年1回、コンクールに応募しています。
【お知らせ】
2010年10月17日からしばらく日記を休んでいましたが、このたび、絵本のコンクールへの応募が無事済みましたので、2011年6月13日から再開いたしました。またよろしくお願いしますね。
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