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毎日は無理だけど、毎週ならなんとか
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 平日は3日間だけ夕食を作っている。あとの2日は、二世帯同居の義母にお願いしているので、働く主婦とは言え、楽をさせてもらっていると思う。
 帰ってくるとだいたい7時で、当然、中高校生の娘たちはおなかをすかせている。もっと小さい頃は、平日は毎日義母が作ってくれたので、待たせることもなかったのだが、私が担当する日は、たいがい、「おかえり~」のあとに、「おなかすいた~夕食な~に?」が彼女らの挨拶だ。
 先週は、木曜日の朝にホワイトシチューを作っておき、帰宅してからジャーマンポテトとツナサラダを作る予定だった。
 まず、シチューの鍋をあたため、朝のうちに切っておいた、ジャーマンポテトのためのじゃがいもを少しゆでる。その間、ベーコンを切り、サラダを作る。当然、食事前に入浴する時間などない。化粧さえなかなか落とせない。
 ところがその日は、テレビに飽きた娘たちが、早く食べたかったせいか、次々とキッチンに現れ、長女はサラダを、次女はジャーマンポテトを作ってくれた。私はすることがなくなってしまったので、化粧を落としたり、着替えをさせてもらった。
 “これ、夢だったでしょう?”と次女が言った。いつのまにか女3人、協力して夕食の準備をしている。そういえば、こんな風景に憧れたことがある。あまりに娘たちの成長が早すぎて、暫くそんな夢は忘れていた。
全く料理をしない夫は、リビングで横になってテレビを観ている(男は本当に役に立たん)。
 おおかた料理が出来上がる頃、悪いと思ったのか、夫が黙って、テーブルを拭き、箸やグラスを並べ出した。自分でおつまみのスナックまで出している。体が大きいので、狭いキッチンでウロウロされると、ハッキリ言って邪魔なのだが、気持ちはありがたいので、多少時間がかかっても甘えさせてもらう。
 「食べ切れっこない」と思うほどたくさん作ったおかずを、ぺろりと食べてもらうと、本当にうれしい。食後はさすがに動きたくないのか、殆ど私ひとりで食器を下げる。が、洗うのは食器洗浄器にまかせて、その後、みんながテレビを観てくつろいでいる時間に、私はやっとお風呂に入れる。
 明日の夕食はカレーと決めている。今日も夕食のあと、下ごしらえに入る。平日の食事は、極力、「あとは温めるだけ」のものにしたいので、どうしてもカレー、シチュー、グラタンなどの洋食が多くなる。幸い、娘たちはそれらが大好きなので、2週間置きぐらいに出しても文句は言わず、たくさん食べてくれる。
 でも憧れはやはり、何も手を汚さず、買い物から片付けまでだれかがしてくれて、できたら買い物代の心配もなしで、誰かが作ってくれたごはんをいただくことだ。夫にさりげなくアプローチしているのだが、わかっているのかいないのか、その夢へは一歩も前進しない。
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プロフィール
HN:
May
性別:
女性
職業:
派遣社員、イラストレーター
趣味:
読書・お酒・ガーデニング
自己紹介:
派遣社員をしながら、絵本作家目指して、年1回、コンクールに応募しています。
【お知らせ】
2010年10月17日からしばらく日記を休んでいましたが、このたび、絵本のコンクールへの応募が無事済みましたので、2011年6月13日から再開いたしました。またよろしくお願いしますね。
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