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毎日は無理だけど、毎週ならなんとか
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 先々週は仕事がハードで、仕事帰りに寄り道する余裕がなかったが、先週金曜日は、「ムーミン展」のリベンジで、同じ銀座三越の「北欧展」に寄ってきた。
 お目当ては紅茶とジャムとチーズ。雑貨を買う人たちの長い行列。幸い紅茶とチーズのお店は独立していて比較的空いていたので、じっくり選ぶことができた。
 紅茶には詳しくない私。それでも古くからの友人の、紅茶へのこだわりを思い出し、更に店員さんにもいろいろ教わりながら選んだ。試飲やジャム、クッキーの試食もいっぱい! なかなか楽しい作業である。
 友人に選んだはずのジャムがあまりにおいしかったので、会計寸前に「すみません、自宅用にもう1個下さいっ!」と「オバサン買い」。あんなに高価なジャムを自分用に買ったのは初めて。こころしていただかねば(名前、書いとかなくちゃ)。
 チーズはときどきデパ地下でおつまみ用に買っているので、好みのものを迷わず買うことができた。ラッキーなことに私の好きなチーズがセットでお買い得だった。そうすると、「ワインはまだあったかな?」と、つぎつぎ、欲が出てくるものだ。
 重いワインは地元で買うことにして、仕上げに銀座4丁目交差点に近いベルギーワッフルの店「マネケン」へ。家族の土曜日の朝食用に。その日もすごい行列だったけれど、辛抱強く待って3種類のワッフルを買う。
 銀座は個展を開いたこともある大好きな街。服やバッグを買おうと思ったら、1万円札を数枚持っていないと楽しめないけれど、ちょっとよそいきの食材を買う程度なら、1回の外食分ぐらいのお小遣いで、かなり楽しめる。
 今日は、明日が中学校の入学式である次女の髪をカットしてもらって、その足で老舗の文具店「伊東屋」に寄る予定。新しい文具をねだられても、「洋服買うより安いから」と、つい、財布の紐が緩みそうだ。
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 銀座三越で、「ムーミン展」を開催しているというので、会社の帰りに寄ってみようと思っていたのだが、今週は見事に毎日残業で、その時間が作れなかった。正確に言うと、滑り込める時間に退社できた日もあったのだけれど、どうも疲れていて、展覧会を楽しむ余裕がなった。
 平日は、同居の義母に夕食をお願いしてあり、私は手ぶらで帰って、沸かしてあるお風呂に文庫本を読みながらゆっくりと浸かり、私のためにとっておいてもらった夕食をひとり、キッチンテーブルでいただく。このとき、雑誌をめくりながら晩酌する。一日で一番幸せな時間。
 ムーミンには逢えなかったけれど、一日しっかり仕事をして、お風呂で疲れをとって、おいしい夕食をいただきながら、ビールが飲める幸せ。働いていてよかったなあ・・・と、こういうとき、思う。もし私が専業主婦だったら、高齢の義母においしい食事を作ってもらうことなどできない。
 週末は、このブログを更新するために、土曜日の早朝から絵を描く。ぺんぎんの赤ちゃんは、毛がふさふさしていて、それを一本一本筆で描くのには時間がかかることはわかっていたので、先週の日曜日にちょっとだけ作業を進めておいた。おかげでこの土曜日のうちに更新できる。
 明日は子供達に映画を見せにいく。「ハッピー・フィート」。映画の日で安く見られるので、私も見ようかどうか迷っている。子供達と映画を見る休日、というのも魅力だけれど、一人で春物を探したり、じっくり本を選んだり、カフェでボーっと過ごす時間も捨てがたい。 先週買った、アスパラガスとオクラの種も撒きたいし・・・
 最近、ブログの更新が早く完了した日曜日には、昼からビールを頂くことにしている。しかも、ランチのとき、娘の目の前で。「アルコール中毒だと思う?」と聞いたら、もちろんまだお酒を飲めない14歳の長女は、「う~ん」と困った顔をする。
 お酒の匂いをぷんぷんさせる母親は嫌いだろうけれど、平日も休日もやることが多くて、「もっとのんびりしなさいよ」とも彼女は言うので、私の趣味であるお酒をとりあげることはできないのだろう。
 ランチビアとセットで、彼女のお気に入りの「DEATH NOTE」や「銀魂」などのDVDを「午後はこれをダラダラ見ようよ!」と私が誘うので、しぶしぶ、「昼間から飲む母親」に目を瞑ってくれるのだろう。アニメは、彼女と私の共通の趣味。DVDの支払いについても、この母親は少し援助している。
 忙しかったけれど、何もトラブルがなく、平和な一週間だったかも知れない。明日はランチビアは見送って、ぺんぎんの映画を子供達と見るのもいいかも知れない。


 りんごというのは単純な形をしているのに、描くのが意外に難しい。今日もデッサンがなかなか決まらず、紙を替えて仕切り直し、なんとか許せるものになった。
 「シンプル」。おしゃれな料理雑誌でも、売れっ子の料理研究家が頻繁に掲げるテーマだけれど、言うは易し。いくら写真で見ておいしそうでも、一度作っておいしくなければ、再び作ろうとは思わない。
 ファッションでもインテリアでも、信念のないシンプルは、なんとなく薄っぺらで、貧相に見える。
 一見、迷いのない線。それまでに何度も迷って、気に入らない線をいっぱい描き、そのたびにゴシゴシ消して、ときには紙を破って・・・やっと満足のいく線が残せた、という経緯が何度もある。余計なものをいっぱい描く(見る)からこそ、遠回りをしても、いつかは欲しい線(もの)が手に入る。
 シンプル=簡単、などでは決してない。シンプルというのは、すごく難しい。「もっとシンプルに考えようよ」と言うひとがいる。が、誰かが先に試して出した答だけをみてそう言うのは、とても危険なことだ。
 たくさん迷ってから答を出すと、再び迷うことがない。なぜなら、迷うことで「気に入らないもの」を知ることができるから。
 過去に付き合って「失敗」した男性(女性)に似た相手とまた付き合う? 過去に食べてすごくまずかった料理を、また注文する?
 あと2ヶ月足らずで、大台の40歳。向いている仕事、気の合う友達、しっくり馴染む画材、口に合う料理、「ここまでなら潰れない」という酒量、家族とのいい関係・・・遠回りをして、たくさん失敗して、やっと手に入れた、わたしの大切な宝もの。
 


 もう時効だと思うので書くことにする。約2年前のことだ。
 それまで在宅で仕事をしていた夫が外で働くことになり、業種の関係で、入社早々いきなり残業の日々が続いた。私も残業の多い立場で、当時小6と小4の娘たちが眠りについてから、やっと親のどちらかが帰宅するような毎日だった。
 ある朝、次女がランドセルをしょって登校する寸前に、声を上げて泣き出した。学校でつらいことがあるわけではなく、甘える相手がいなくて、ついに幼い心が切れてしまったようだ。
 親ばかりが忙しくて頑張っている、と思い込んでいたけれど、子供たちはもっとつらい思いをしていた、と、愚かな母親は彼女が泣くことで、やっと気がついた。
 その日も、相変わらず仕事は山積みだったけれど、休んだところで翌日の仕事が増えるだけで、誰かに迷惑をかけるわけでもない。残業つづきで遊ぶ暇もなく、幸か不幸か手元には余るほどの小遣いがあった。
 「よし、今日は○○ちゃんも、かあちゃんも、おさぼりしよう!」
 次女のランドセルを下ろさせ、顔を洗うように言い、私はTシャツとジーンズに着替えた。「ちょっと体調が悪くて・・・申し訳ございません」。受話器を置いたら、なんだか私のほうが元気になってきた。
 向かったのは上野動物園。出かけに、平日も人気でなかなか入れない寿司屋に寄り、好きなネタのお寿司を気の済むまで食べさせた。まだ昼前だったけれど、私は中びん1本だけ、ビールをいただいた。そのくらい、思いっきり羽根を伸ばしたかった。
 目的地に到着。パンダが大好きな次女は、もちろん真っ先にパンダ舎へ。平日の昼過ぎだけあって、殆ど並ばずに、間近でじっくりとパンダを見ることが出来た。自分でカメラを構えてシャッターを切り、私に振り返ってにっこり。本当なら学校にいるはずだ、ということをまるで考えていない笑顔だった。
 売店で焼きとうもろこしを買う。次女は口の周りをしょうゆでベトベトにしながら、夢中でかぶりついている。私はコーヒーを飲みながら、その様子を見ていた。それだけで、ここのところの忙しさからくる疲れが、すっと抜けるようだった。
 動物園を出て、ゆっくり帰ろうと思ったら、不忍池の白鳥ボートに乗りたいと、彼女が言う。ふだん、そんな風に甘えることはないのに、地団駄まで踏んで。私もそういう乗り物は初めてなので、たまにはいいかな、と、乗ってみることにした。「今日はお仕事、お休みですか?」と、係の人に聞かれ、「いえ、親子で学校と仕事をさぼってきました」と答えた。彼は「それは素敵ですね。楽しんでいってください」と。
 今でも、あの日のはしゃぐ彼女の様子を思い出すと、胸に温かいものが広がる。と同時に、もうそんな風に甘えてくれる日は来ないのではないか、というすっぱい想いもにじんでくる。
 この春、次女は中学生になる。休日は友達とカラオケに行ったり、春休みなどは子供たちだけでディズニーランドに行こうとしたり、と、もう母親のことなど振り返らなくなってしまった。心置きなく仕事に打ち込めて、休日も楽になった反面、もう戻れない日々を想い、せつなくなる。次の夢は、仕事を始めた彼女と、働くことの楽しさと苦さを語り合いながら、カウンターで飲むことかな。


 昨日の夕食のメニューに野菜が足りなかったので、ベランダで育てているラディッシュとルッコラ、ベビーサラダミックスなどを摘んできて、サラダを作った。少し貧弱だったけれど、ほうれん草もおいしそうだったので収穫して、バターと塩・こしょうで炒めてみた。
 我が家には庭はないけれど、広いベランダでちょっとした野菜を育てている。前述の野菜の他、先週はミニトマトとベビーキャロットの種を撒いたところ(ミニトマトは「カルビー」の懸賞で当たったキットで育てていて、育成の様子は、同社のHP内にあるブログに、ときどきイラスト入りで載せてもらっている)。気が向くと、休みの日は二時間ぐらい、土いじりをしている。小さいプランターにもちゃんと「雑草」は生えてくるのでそれを取り除いたり、鳥から守るためにネットを張ってみたり。
 このネットについては、買うのがもったいないので、割り箸と三角コーナー用の生ごみ入れを利用して、かなり安上がりに作ってみた。少し前までは寒さから守るために、夜の間は透明のビニル袋をプランターにかぶせておいた。これも、買い物袋か、大きいものは100円で買える45リットル用のゴミ袋を利用した。
 おかげで冬の間も野菜の芽は次々と出てきて、葉も速く成長している。育てたいものが多すぎてプランターが足りず、2リットルのペットボトルも利用している。こんな安上がりの菜園でも、毎週ちゃんとサラダが作れるぐらいの野菜の収穫がある。
 茨城の実家の母に電話でこのことを話すと「あなたが野菜育てるなんてねえ・・・」と驚いていた。母は生まれが農家で、今も、ご近所の農家に土地を借りてかなりの種類の野菜を育てているセミプロだ。帰省するたびに獲れたてのアスパラガスやとうもろこし、トマトなどをいただき、その甘さには毎度驚かされる。
 キッチン・ガーデニングのもうひとつの楽しみは、プランターに立てるプレート作り。私は必ずカラーでイラストを入れる。水彩紙にアクリル絵の具で絵を描き、何の種をいつ撒いて、いつごろ収穫できるかを書き込む。最後に幅広のセロテープで防水加工をして、割り箸をつける、という懲りよう。
 フルタイムで仕事して、土日は絵を描いて、野菜を育ててパンやクッキーを焼く。「母ちゃんの人生、濃すぎ」と、娘に言われた。でも、「楽しい濃い」なら大歓迎。どろどろに濃く、固形になってもいいとさえ思うのは、欲張りだろうか?
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プロフィール
HN:
May
性別:
女性
職業:
派遣社員、イラストレーター
趣味:
読書・お酒・ガーデニング
自己紹介:
派遣社員をしながら、絵本作家目指して、年1回、コンクールに応募しています。
【お知らせ】
2010年10月17日からしばらく日記を休んでいましたが、このたび、絵本のコンクールへの応募が無事済みましたので、2011年6月13日から再開いたしました。またよろしくお願いしますね。
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