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東京は連日35℃超えだというのに、ベランダの野菜たちは、枯れることなく元気に育っている。今日はなすを2個収穫し、濃厚な夏野菜カレーを作った。
いま、それをソースにして、ピザを焼いているところだ。カレーと、ツナ・コーンの2種類。もちろん、生地とトマトソースも手作り。手頃なイタリア産のスパークリングワインをお店で見つけたので、今夜はそれでピザをいただく。
ルッコラも摘もうと思っていたら、ピザの仕込みに夢中になっているうちに夜になってしまった。外は暗いし、蚊にさされるのもいやなので、ルッコラのサラダは明日のお楽しみにしよう。
こんなふうに、いつもいつも食べ物のことばかり考えている私も、30歳半ば頃から、太りやすくなった。とくに今年、40歳を迎えてからというもの、食べる量は変わらないのに、なんとなくいつも、からだが重く感じるし、見た目ももたついてきた。
朝、20分程度のワークアウトをしているが、筋肉を増やして太らなくするのが精一杯で、まだ“やせる”までに至らない。今朝乗った体重計の針が指す数字の、それはそれは恐ろしかったこと!
ダイエットは主義に反するが、夕食(晩酌)を気分よ~くいただくために、今日は朝と昼、ちょっと食事の量を調整してみた。本当は、海まで往復2時間歩けばいいのだが、この暑さだ。週末に動きすぎて体力を奪われ、週明けの仕事に影響するのも、大人として格好悪い。なのでこの猛暑の間は、無理をしないことにしている。
お鍋にたっぷりの湯を沸かし、一口大にざくざく切ったキャベツ2分の1個をそこに入れ、火を通す。あればにんじん、たまねぎなど、好みの野菜を。野菜が柔らかくなったら、コンソメなどの固形スープの素を入れさらに煮込む。仕上げに塩・こしょうで味を調えて出来上がり。野菜だけでは物足りない、というときは、一緒にウインナーやベーコンを煮込んでコクを出し、火を止める直前に玉子を割りいれると、ちょっとリッチで腹持ちもいい。
朝はこれをどんぶりに一杯頂き、昼は、次女の部活用に作ったサンドイッチの残りを3切れとヨーグルトを。
当然これでは夕食までもたないので、おなかが鳴ったら、牛乳たっぷりのアイス・カフェオレなどを飲んで、とりあえずおなかにためる。
そして、ここが一番大事なことであるが、お腹が鳴っても動けないほど夢中になる趣味なり、仕事なりを持っていること。私の場合、本日は、ブログの絵に集中することで、空腹はそれほどつらくなかった。暇だったら恐らく、お菓子に手が伸びていただろう。
ダイエットが永遠に続くと思ったらストレスも溜まるが、「今夜のピザとワインのために」と思えば、この程度の調整は苦にならない。まあ、お酒を飲まない、という人には理解できないかも知れないが、飲む人間にとって、晩酌というのは、「生きるために欠かせない儀式」と、のんべえの私は思う。
3kg分の贅肉を落とすためのダイエットはストレスがたまるが、「昨日より増えた1kg分」というのは、まだ贅肉になっていないはず。単なる食べすぎ、飲みすぎで、胃がふくらんでいるだけ、と思って、すぐに調整すればいい。
さて、なすは残り2個となったが、花はまだ5,6個咲いているし、新しいつぼみもついてきているので、ひょっとすると、秋になっても収穫が見込めるかも知れない。明日の晩は、その2個を薄く切って、油で焼いて、しょうゆと七味とうがらしで頂くとしよう。玄米を炊くので、それを麦ご飯に見立て、とろろをたっぷりかけていただくのもいいな・・・。
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今週は、子宮がんの検診を受けるために、次女を産んだ産婦人科に行ってきた。会社を30分早く上がらせてもらって、入ったのは受付終了の30分前。私の前には、3人しかいなかった。そこは駅からとても離れているせいか、それほど混んでなく、いつ行っても1時間待たされることがない。
次女を産んだときのことはよく覚えている。深夜に陣痛を感じ、当時まだ別居していた義母に電話をした。我が家には車がなかったので、義父の車で近くの産院まで送ってもらうためだ。産院の入り口を開けてもらうまでの間、腰をさすってくれる義母に、「大丈夫ですよ。この分なら明け方前に生まれるかも」と、笑顔で話しかけたことを覚えている。
普通、初産で18時間と言われているらしいが、長女のときは5時間という超安産だった。次女のときはさらに短く、0時間55分というものだった(30分を切ると逆に危険らしい)。出血も殆どなかったという。分娩台での呼吸法も「上手ですよ」と、助産婦さんに褒められたっけ。
つまり、「二人目の慣れ」だったのだろう。予定より10日早かったため、おなかにいた赤ちゃんも多少は小さくて、それもラクなお産の理由のひとつだったかも知れない。
が、次女の出産で一番思い出に残っているのは、なんと言ってもそこの食事だった。院長の奥様が栄養士ということで、スタッフの賄い食も兼ねているのか、とにかくボリュームがあっておいしい!! 毎回、「これ、何ですか?」「どうやって作るんですか?」と、院長夫人に聞いてしまったほどだ。退院の日が近づいてきても、あの病院食が食べられなくなる、と思うと、それが残念でならなかった。
ちなみに、長女を生み出すために、分娩台の上でいきみながら考えていたことは・・・「これで体重を気にせず、ハーゲンダッツのクッキー&クリーム(大)を、カレースプーンで食べられるっ!!」ということだった。分娩直後の夕食で口にしたブリの照り焼きのおいしかったこと!! タイミングを外して昼食をとれないまま分娩室に入ったので、涙が出るほどおいしかった。
陣痛の痛みなんて、もう忘れてしまった。
お産は女の一大事、大仕事のように思われているフシもあるが、こんなお気楽なママもいたことを覚えておいて欲しい。
ということで、当時を思い出しつつ、次女がまだ赤ちゃんだった頃の写真を引っ張り出して描いてみた。かわいいな~と、親バカしていたら、部活から帰ってきた彼女がひとこと。「これ、おねえちゃんだよね? あたし、こんなにデブじゃないもん」。
金曜日、世間はもう夏休みモードに入っていて、きっと店は空いているだろう、とたかをくくって向かったお気に入りのイタリアンレストランは、一杯で入れなかった。とても残念だったが、最近、お店の新規開拓というのをしていないので、路地を中心に歩いて、いい店を探すことにした。
輸入ビールの銘柄のロゴを大きく看板に配した、地下のこぢんまりしたバーを見つけた。大通りより50mほど奥まったところ。こういうところはたいてい、夜遅くまでやっている。時間がもう9時を回っていたので、ゆっくりと飲める店を探すのは難しい。ということで、初めてではあるが、入ってみることにした。
ただのショットバーだと思ったら、飲み物ばかりか、料理のメニューがかなり充実していて、うれしい。
隣の女性が「コロナ」を飲んでいるのを見て、懐かしくなり、私も一杯目は迷わずそれを頼んだ。
くし切りにしたライムを瓶の口に挿し、それを親指でぎゅっと押し込んでから、グラスに移さずにラッパ飲みをする。何も知らずに頼んだ初めてのとき(6~7年前)は、恥ずかしくてなかなかラッパ飲みができなかったものだ。
お酒は、場数だ。
いくら家で毎晩かかさずビールを飲んでいたとしても、外でビールを頼むときには、その銘柄を選ばなければいけない。私のように、なんだか知らないのに適当に頼んだりすると、恥をかくこともある。
女性の場合、現場で修行するのはとても難しい。女同士だとどうしてもおしゃべりに集中してしまうし、男性と二人きり、あるいは複数でも飲みに行ける「チャンス」は、今となってはめったにやってこない。
私の大好きな作家、故・森瑤子さんの小説には、ひとりでかっこよく飲んでいる女性がよく登場する。きっと、彼女自身がそういう大人の女性だったのかも知れない。それは彼女のエッセイからも推察できる。
彼女は頭もよく話題が豊富で、雰囲気のある「いい女」だったので、酒場で一人きりだったとしても、絵になったであろうし、男性とのかけひきも上手いので、声をかけてきた男性を退屈させることもなかっただろう。相手を値踏みしつつ、おいしいところをさらっていき、時間がきたら、「じゃ、ね」と手を振って、さらりとサヨナラできたことも想像できる。
残念ながら私は彼女のようにタバコは吸わないし、カウンターでひとり本を読むにしても、超朝型なので、すぐに眠くなってしまう。おまけに、何も食べずに飲む、ということができなくて、いつも何かをバクバク食べている。まったく、一人で飲むのが絵にならない。
今日描いたのは、その、初めてひとりでこのビールを頼んで恥をかいた六本木のお店で、持ち帰り用に買ったコロナの小瓶。その後、その店は私の行き付けとなり、初めて描いたコロナとライムの絵は、お店に暫く飾ってもらえた。もう暫く行っていないので、今はどうなっているかな・・・
昨日見た予報では、今日は雨が降りそうということで、「涼しくなるかな?」と思っていたら・・・東京は今日、35℃になるという。
次女を部活動に送り出すために、4時半に起きた。彼女を起こす5時10分までに筋トレ20分と、朝食の準備をしなければならないからだ。
彼女を送り出してほっと一息つく暇もなく、「暑くならないうちに」と、ベランダのプランターに、にんじん、ほうれんそう、はつか大根、ベビーサラダミックスのタネを撒いた。まだ日は強くないが、念のために日焼け止めを塗り、帽子をかぶって。
昨日の土曜日は昼ビールを見送ったので、今日はブログをUPしてから「お疲れ様の乾杯」の昼ビールを目標に、9時半からコツコツコツコツ。貝殻をモチーフに、水彩色鉛筆と水彩絵の具で夏らしい絵を描いてみた。「久しぶりに(貝の絵を)見た」と、帰宅した次女。そう、最後に貝を描いたのは、2002年秋の個展直前の夏だった気がする。
長年、いつも希望通りに私の髪をカットしてくれた美容師さんが、9月一杯で退職する、ということを、おととい、ご本人からこっそり、店の外で聞かされた。
お父様が亡くなり、急遽ご実家のある神戸に帰らなくてはならなくなったという。お父様のお店を継ぐのか、それとも、年老いたであろう彼の母親のそばについていてあげたいのか・・・。詳しい理由は知らない。
私と同年代で、海とスキーが大好きで、一年中日焼けしていて、とても美容師には見えないひとだった。腕の筋肉はパンパンに盛り上がり、胸板も厚くて。初めて見たとき、「海の家のバイトか」と思うような風貌で、その人にカットを頼んでいいものか、と、ちょっと不安だった。
しかし、その雰囲気からはまるで想像できないほど、彼の指先は繊細だった。根っからの職人で、最高のものを作り上げることに対して、いつも自信と誇りと謙虚さをもっていた(おとといなどは、私の前に来たという若い女性に、前髪の切り方を教えるために、つい気持ちが入りすぎて、自分の前髪を切って見せたらしい)。
もちろん私は一度で気に入り、次回からおとといまでの約4年間、2~3ヶ月に一度のカットと縮毛矯正は、いつも彼にお願いした。最近では、私の中一の娘の髪もお願いしていた。次女とも、ジャニーズのアイドルの話や、アニメの話ができて、彼女も彼をとても気に入っていた。
たかが美容師さんかも知れない。でも、女性にならわかると思うが、女にとって、自分の理想の髪型を作ってくれる美容師に出逢うことは、ある意味で、友人を作るよりも難しい。
お互いの個人的な悩みもよく打ち明けあった。私以外の客にも同じように接するのはわかっているが、それでも私にとってはただ一人の信頼できる美容師さんだった。
美容院からの帰りの電車で、いつもみたいに文庫本を読む気にも、メールを打つ気にもなれず、彼の横顔を想っていた。
「きちんと、後輩に引き継がせますので、ご安心ください」。彼の言葉を信じて、またあのお店で、新しい信頼できる美容師さんに出逢えることに期待したい。
貝の絵は、海の好きな、「海の家のアルバイトさん」のような彼への餞別に、受け取ってもらおうと思う。いつかまたどこかで、きっと出逢えますように、という願いを込めて。
先週水曜日、25日は次女の13才の誕生日だった。平日は忙しいので、その日は何もせず、昨日の土曜日の夜に、次女の好きな鉄板焼きでお祝いをした。
私は昼過ぎから「銀魂」の最新DVDを見て、2時半から絵を描いていたのだけれど、思いのほか手間取り、完成したときには外は薄暗い夕方。予定していたベランダ野菜の収穫ができなかったが、退屈そうな次女に声をかけたら、ふたつ返事で畑仕事を引き受けてくれた。
ガーデニング用の手袋をはめ、ベランダに新聞紙を広げる。蚊取り線香も炊いた。ベビーキャロットをそっと土から抜き、丁寧に土を落とす。サラダ用にラディッシュとルッコラ、ミニトマトも。なすは収穫できる大きさのものはひとつしかなかったけれど、大きいし、鉄板焼きにはちょうどよかった。
それらをすべて並べたら、ベランダがけっこうにぎやかになった。一晩で食べてしまう量ではあるが、にんじんのオレンジ、ルッコラのグリーン、トマトとラディッシュの赤、なすの紫色・・・色だけでもなんだか体が元気になりそうな取り合わせだった。
次女は野菜が大好きで、昨日もにんじんを生のままボリボリと食べてくれた。もちろん、鉄板にも乗せて、お肉と一緒にいただいた。サラダのルッコラは少し辛かったものの、千切りしてまぜたにんじんの甘みと絡み合って、ちょうどいい味になっていた。
ところで先週は夫と長女がお腹を痛めたり、発熱したりで調子が悪かったが、この二人に共通しているのは、野菜嫌い。まったく食べない、というほどではないのだが、生野菜をほとんど食べない。
もちろん、生野菜だけが体にいいというわけではなく、油と調理するとさらに栄養価が高くなる野菜もある。しかし、食卓に「あと一品ほしい」というときにササっと作れるサラダを、この二人はあまり食べない。
好きなのは肉じゃがやカレー、野菜炒めなど、ちょっと気合を入れないとできないメニューだ。それだと私も、どうしても作る回数が少なくなり、結果、夫も長女も野菜摂取が不足することになる。このジレンマ、どう解消しようか・・・
絵に描いたのは、「カルビー」のブログに投稿するために描いた、ミニトマトを使った料理のひとつ。料理、というのもおこがましいほど簡単なもの。レシピは書かなくても見ただけでわかる、チーズとトマトを乗せただけのトースト。かろうじてこれは、長女は食べたがった。しかし、夫は相変わらずまったく興味を示さなかった。
だから今朝は、ハムエッグと一緒に、オリーブオイルで炒めたベビーキャロットを出した。「野菜を食べないからあちこち調子悪いのっ!! 食べなきゃ夕食抜きです!」と脅かして、なんとか食べさせた。これでは野菜嫌いの幼児ではないか、まったく・・・幼児はかわいいが、54才のオッサン相手では、いまひとつ心が弾まない。
今日はこれから国民の義務である投票にいき、帰ったら友人に水彩で暑中見舞いを描き、「DEATH NOTE」アニメ版の最新DVDを見ながら昼ビールを飲み(つまみは野菜を巻き巻きしたトルティーヤ)、午後は昨日買った一条ゆかりのコミック(全5巻!)を読みながらダラダラと過ごす予定。ああ、幸せ・・・
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プロフィール
HN:
May
性別:
女性
職業:
派遣社員、イラストレーター
趣味:
読書・お酒・ガーデニング
自己紹介:
派遣社員をしながら、絵本作家目指して、年1回、コンクールに応募しています。
【お知らせ】
2010年10月17日からしばらく日記を休んでいましたが、このたび、絵本のコンクールへの応募が無事済みましたので、2011年6月13日から再開いたしました。またよろしくお願いしますね。
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