Happy Birthday, トラちゃん！

　きょう、5月30日は、夫の誕生日。57歳になった。私とは14歳違い。そういうと以前は「14歳も年上なの？」と驚かれたが、最近では、「だんなさん、そんなに若いの？」と、まるで私が若い男の子を騙したかのような反応があって、おもしろい。
　それはさておき、お祝いは、一日前の昨日の夜に行った。簡単な巻き寿司とサラダを作り、外でチキンを買ってきた。日中、私は都心へ出て、彼のリクエストのネクタイを買い、デパ地下で「KIHACHI」のスイーツも忘れずに買った。
　昨日は二女が部活で帰宅が夜8時近くなるということで、夕方のんびりカードを作った。朝のうちに、名刺大のカードを子供たちそれぞれに渡して、「最後に一つにまとめるので、メッセージ書いといて」と頼み、私は、水彩紙に彼の「Wii」のキャラクターを描いて切り抜き、開くと飛び出すように色紙に貼り付けた。
　夜、子供たちも帰ってきて、二女に急いで小さなカードを貼り付けてもらい、なんとかお祝いの席に間に合わせた。カードを開いて嬉しそうにメッセージを読む夫の顔を、私と子供たちも同じ様に嬉しそうに眺めた。
　私が選んだネクタイは、「ちょっと地味だな～」とのことだった。まあ、着こなし次第だというので、今度はワンランクアップして、ネクタイに合うシャツをプレゼントすればいいか。そのためにも、早く仕事を決めなければ。
　今日の絵はそのカードを開いてスキャンしたもの。来週は、絵本コンクール締め切り直前ということもあり、今回はこんなに簡単でごめんなさいね。でも次回はもっと手を抜くかも・・・

家族、近況。

　まだ仕事の決まらない私。しかし今週は一日だけ、知り合いの会社で入力のアルバイトをしてきた。専業主婦生活もそろそろ飽きてきたし、お金のこともいい加減心配しなくてはいけないので、渡りに船だった。
　1,2回で終わるバイトかと思ったら、不定期ではあっても、今後も週1回ぐらい発生するとのこと。ありがたい。私などとてももぐり込めない業界なので、たとえバイトでも、中にいて間近で仕事を見ていられるのは幸運だ。この間までの派遣の時給からは大幅にダウンするが、未経験の業種だし、年齢的にも、社長さんの次にいっちゃっているので、そこは仕方ないでしょう。お呼びがかかるだけありがたい、というものだ。
　さて、二女は今、高校で初めての定期テスト真っ最中。初日の前日、熱が38℃あり休んでしまい、どうなることかと思ったが、本人も意識して、厚着して布団をちゃんとかけて寝て、夜中に汗をかいて、なんとか朝には37℃にまで熱が下がった。
　彼女が試験の前に発熱するのは、毎度のことであるが、高校は、進級がかかるので、そうそう休むわけにはいかない。まして今回は、「クラス委員としての意地があるからね」と言いながら、高校入試のときよりも一生懸命、試験勉強に取り組んでいたし。
　せめて、試験が終わったら真っ直ぐ帰ってきて欲しかったが、午後3時から7時まで部活があるという・・・熱は大丈夫なんだろうか？滑り止めで入った学校なのに、かなり楽しんでいる様子。受験勉強をしている頃、「受験が終わったら、もう、二度と勉強なんかしないから」と言っていたのに。何が彼女をそうさせているんだろうか？
　一方、通信制高校2年生の長女は、学校で、あまり友達との交流がなく、二女が楽しそうに学校でのことを話すと、「いいね～“青春”って感じがするよ」と言いながら、おもしろいネタを自分のブログに上げたりしている。二女がボーイフレンドからのメールを長女に見せたりして、仲はよく、見ている母は幸せ。
　夫は・・・順調にきたダイエットだが、最近、「やっぱり食事が少なくてフラフラする・・・」と言い出した。幸いまだリバウンドはしていない。この辺りで、食事はこれ以上減らさずに、運動で、太りにくい体を作って行ってほしい。日中の散歩に加えて、夜、私が食事の後片付けをしている間、長女と更に夜散歩を始めた彼。
　ああ、おなかが鳴った。まだ夕方5時なのに・・・今夜は大好きなお好み焼きなのだ。楽しみだな～
　今日の絵は、知人のオフィスに飾ってもらうために描いた。「かあちゃんらしくないな、手を抜いたな」と長女。なかなか、厳しい。

夫と、久々の銀座デート！？

　今日、土曜日は、娘たちが二人とも登校で、珍しく夫と二人きりだったので、買い物に付き合ってもらった。
　朝9時に開くスーパーで、「お一人様ひとつ限り」の激安の米や玉子をGet。10kgのお米なんて、自転車ではそれだけでフラついてしまうので、持ち帰るためにも夫の同行はたいへんありがたい。
　帰宅してもまだ10時前。いま、盛んにテレビで宣伝しているジャンボ宝くじを買いに、今度は銀座に出かけた。夫はすでに、ドリームジャンボを買ったというので、私はミリオンといつものスクラッチを。額は小さくても、当たる確率が高い方を選んだ。
　せっかく銀座に出て宝くじだけ買って帰るのはもったいない、ということで、開店したばかりのデパートで、お昼に食べるものを買った。地下のデリカテッセンを、じっくり時間をかけて2周して、さらに数箇所を行ったり来たりして選んだ。夫は地味にメンチカツサンド。私はジェノベーゼのパスタと、トマトとモッツァレラチーズのサラダ。留守番の義母にも木村屋のあんドーナツを買った。娘たちには好物のチョココロネを。
　帰りは地下鉄で二駅分、約20分ほど歩いてから電車に乗った。途中のスタンドで、コーヒーを飲んで一休みしながら。歩くときも車内でも夫は殆ど喋らない。付き合っていた頃は、無口な夫でも、絵や山の話をよくしてくれたものだが。私たちもそのへんにいる中年夫婦と同じになってしまったか、と、ちょっと寂しい気がした。しかし、荷物は持ってくれるし、話しかければちゃんと答えてくれるし、何より優しいので、まあ、私は幸せな方かも知れない。
　デパ地下で買ったお昼なので、もちろん、ビールをあけた。ダイエット中の夫はお茶で。今夜は鉄板焼きだけれどおかまいなしだ。Wiifitで帳尻を合わせよう。
　きょう描いたのは、イタリアンのデリで商品を入れてくれた紙バッグ。デザインがかわいかったので。

母の日と誕生日のすてきな贈りもの

　母の日だ。ずっと前から、「お金とか、形のあるプレゼントはいらないから、お手紙と、一日お母さん代わりというのをプレゼントして欲しい」と言っていた私。今年ついに、長女が動き出した！
　5月12日が私の誕生日でもあることから、母の日と、誕生日のプレゼントということで、今日の一切の家事は、夫と娘たちが引き受けてくれることになった。
　朝は、7時前から目は覚めていたが、娘たちが自然に目を覚ますのを、撮り溜めしておいたテレビ番組を観ながら待っていた。8時頃、やっと長女が目を覚まし、「かあちゃんはそのままでいいから」といって、「ねみ～」と言いながら、身支度を始め、早朝からパソコンで仕事をしていた父親を促して、いっしょに朝ごはんの支度に入った。
　ちゃっかり二女は、「今日は一日、かあちゃんの付き人をするから」といって、特に家事らしいことはしないで、私にぴったりくっついている。
　朝ごはんは、トーストとハムエッグ、スティックサラダとコーヒーという豪華版だった。準備から後片付けまでもちろん、夫と娘たちがやってくれた。その後、私は留守番で、3人でスーパーへ行き、昼と夕食の食材を仕入れ、チキンの予約もしてきたらしい。
　昼は夫のお得意の野菜たっぷりの焼きそばだった。私は、朝のうちに携帯で撮っておいた夫の珍しい姿を水彩画にしながら、お昼を待っていた。狭いキッチンで、でかい夫と、身長がほぼ私と変わらない娘たち3人が並ぶ。なかなか見られない光景だ。
　昼はもちろん、缶ビールを開けた。朝も昼も手を汚さずにご飯をいただけるなんて、主婦にとって最高の贅沢ではないだろうか？我が家は旅行というのをしないし、旅は旅でまたいろいろ疲れる。自宅に居ながらにしてこんな贅沢はなかなか味わえない。
　いつもは長女が夕方早いうちから一番風呂に入るが、今日は私がその権利を得た。休日の明るいうちに入るお風呂が私は大好きだ。そして、また、夫と娘たちが夕食の支度をする間、こんどは、寝転がって、長女のお勧めのコミックを読ませてもらう予定。
　誕生日当日は平日だが、二女が2泊3日の八ヶ岳合宿から帰ってくる日なので、今度は私が手巻き寿司の支度をしようと思う。
　家族にもらえるものなら何でも幸せと思う。でも、やっぱり、「一日、楽させてあげたい」という、その“気持ち”が、私はいちばん嬉しい。私は独身の頃、母親にそんなことをしてあげなかった。今は離れて暮らしているけれど、もう、子供たちもこんなに成長したので、これからは、母の日に、一日「母のおかあさん」をしてもいいかも知れない。そう思う、ことしの母の日。

鰤の照り焼き

　GWだ。晴天続きで気持ちがいい。ということで、今日は休日でもあるし、久しぶりにランチビールを飲んだ。いい肴はなかったんだけれど、大好きな「さまあ～ず」の番組の撮り溜めが一杯あったので、それをつまみに、長女と一緒にゲラゲラ笑いつつ。
　単発の仕事はしているものの、現在、基本は専業主婦の私。時間があると思うと、やるべきことをやらずにダラダラと過ごしてしまい、いいことも考えなくなる、というのがこのひと月でよくわかった。
　で、久しぶりに、絵本コンクール向けの原稿に向かった。大きな絵を描くのは気持ちがいい。失敗すればそれなりにリスクは高いのだけれど、失敗を回避しながら考え過ぎるのも、なんだかしゃくである。まあ、時間はいっぱいあるので、今は失敗を恐れずに、思いっきりのびのびと描いている。そうして描きあがった絵は、繊細さはないものの、見ていて気持ちがいいものなのだ。
　ところで、最近、夫がとうとう、というか、ついに、というか、ダイエットを始めた。基本的には家族と同じものを食べているのだが、量は腹八分目で箸を置き、ビールのおかわりをしなくなった。それどころか、350ｍｌ缶のを少し（意識的に）残すようになった。スナックはもう、ここ2ヶ月ぐらいは、家計と健康のために、私が買わなくなったし。まあ、何かのお祝い事の時には出すけれど。
　もともと、縦横に大柄な男なので、そんなちょっとした心がけだけで、一週間で2ｋｇほど減った。私のように、食べることに関してマメだと、つい、おつまみを一杯作ってしまって、ダイエットにならないのだけれど、彼は自分では料理をしないし、我が家は寝る時間が早いので（9時消灯、10時には就寝）、寝てしまえば、あとは朝を迎えるだけ。ずるずるデザートや夜食はとらないですむのだ。
　最近は私の時間があるので、時間のかかる魚料理も頻繁に出している。先週は、鰤の照り焼きを作ってみた。自分で作るのは恐らく人生で2度目だ。たったの。初めて食べたのは、長女を出産した産院。お産直後のまだ分娩台から一歩も動いちゃいけなかった時間帯だった。激しい陣痛が始まったのが、お昼の12時少し前で、もう、何も口にできないまま分娩室に入ったのだ。「ひと仕事」を終えて、いろいろあと処理を看護士さんがして下さったあと、「おなかすいたでしょう？」と分娩台に乗せてくれたのが、鰤の照り焼きと白いご飯、つけものに味噌汁だった。
　それまで私は、焼き魚というのがあまり好きではなかったのだけれど、とにかくおなかがすいていたし、重労働のあとだったので、本能的に「とにかく栄養をつけなければ」と思って、何も考えずにいただいた。そして、それはとてもおいしい食事だった。ふつうに自分で作ったのではなく、「ひと仕事」終えた後、ひとが作ってくれて運んでくれた食事だったから、よけいに幸せを感じた。
　その1年4ヵ月後に二女を産んでからは、ひたすら子育てと仕事に忙しく、じっくりと魚料理を自分で作って味わう余裕なんてなかったのだ。どうしても、手軽で子供たちも喜ぶ肉料理に偏りがちだった。
　いまでも子供たちは魚料理だと「ふ～ん」と、あまりテンションが上がらないが、この鰤の照り焼きはとても好評だった。今夜は大人はさんま、娘たちは残念ながら鶏の唐揚げ。まあ、いつか、日本酒を一緒に飲むようになって、おいしい焼き魚を一緒に食べに行けば、そのよさをわかってくれるだろう。