そして、しばしお別れ。

　先週末よりさらにゆったりと、この土日を過ごしている。昨日は午後一杯、ゴロゴロしながらテレビドラマを見たし、今朝は少しだけ英語の勉強はしたものの、合間にシナモンロールを焼いたり。1時間もかけて新聞を読んだり。

　体調はまだ本調子ではないが、改善に向けて動き出している。わたし自身、そして、協力的な周囲も。

　「わたしは何をしたいのか？」を、自分とじっくり向き合って、この一週間考えている。仕事をして人間的な生活を維持していく、ということは当たり前のこと。でも、欲しいものは、それだけじゃない。

　長いこと、休まず更新してきたこの絵日記ですが、今回を以って、暫くお休みすることにしました。毎週、見に来てくれた方々、そして、mixiを通して感想を送って下さった方々、ありがとうございました。「あの絵、好きです」「元気が出ます」などの温かいメッセージに、どれだけ支えられてきたことか、ひとことでは言い尽くせません。

　わたしはこれから、絵本コンクール応募のための作業に専念します。もちろん、派遣の仕事をしながらですが、週末は、絵本に集中します。言い訳は山ほどあるので、あえて書きません。「ときどき気まぐれに更新」もしません。次回の応募を無事完了したら、更新します。恐らく、2011年の早ければ5月、遅くても6月中旬には、またお目にかかれると思います。

　これまで見に来て下さった皆様、ほんとうにありがとうございました。また、お会いできる日を楽しみにしています。

ちょっと、のんびり。

　体調があまりよくない。ビールがあんまりおいしく感じないから、それがよくわかる。先週の木曜日、今の派遣先に来て3ヶ月にして、初めて体調不良で早退した。朝からがまんしていた胃の辺りの痛みが、昼食後に激しくなってきて、「このままでは歩いて帰れなくなるかも」とまで考えた。午後、かかりつけの内科で診て貰うと、「逆流性食道炎」とのこと。これで2度目だ。
　「ストレスね。家族にもっと甘えなさい」と、女医さんから言われた。「眠る直前、ほんの少しだけお酒を飲むと、すーっと眠れるわよ、朝までぐっすり」とも。アルコールを摂ると夜中に覚醒してしまうと聞いたことがあるが、「それは、飲みすぎ」とのこと。
　ということで、ここのところ、ときどき、夫に夕食後の食器洗いをお願いすることが。定期的にはしないつもり。あくまで、不調だった場合。普通、休日は、すべて私が家事をするのだけれど、今朝、彼は黙って洗濯物を干してくれた。やっぱり、やさしい。
　ストレスの原因は、だいたいわかっている。それも夫に話した。彼は黙って頷いたり、ときどきは同調しながら、根気よく私の話を聞いてくれた。話せて、それをわかってくれるひとがそばにいる、というのはとても幸せだ。話しても「そうは思わない」とか、「それは、間違っている」なんて言われたら、たとえそれが本当のことだったとしても、げんなりして、もう二度とそのひとにはこぼさないだろう。相談なんかではなく、ただただ話を聴いて欲しいだけなのだから。こちらの心が弱っているときの、話す相手というのはとても大切だ。
　少しのんびりしなさい、という医師のアドバイスもあったことだし、それを大義名分とし、今日の絵はモノトーンにした。のんびりのイメージである、ひつじを。
　明日は、いよいよ、本格的に絵本の作業に入ろうと思う。ふだんの土日ではなかなかできないのだけれど、明日はお休みなので。この間応募した作品の反省点はすでにまとめてあるので、それを活かして、次の作品に向かおう。
　体調を崩した翌日、めずらしく、長女からこんなメッセージをもらった。「体、無理しないでね」。お手伝いもいつもより少し、頑張ってくれた。いつも一番に寝てしまう二女が、わたしがよく眠れるようにと、眠る前に絵本を読んでくれた。怪我の功名。

大きな木

　夫のこと。
　この日記では、影が薄いどころか、ほとんど登場しないので、「もしかしてすずきさんはシングルマザーか？」と思われる方もいるかもしれないが、いるんです、トラちゃんという夫が。
　昨夜は、夫、私、二女、長女の順に眠って、娘二人が眠りについたのが恐らく深夜の0時ごろ。なので、今朝は、起こさずに、夫婦ふたりで静かに朝ごはんを楽しんだ。話題はほとんど、年頃の娘たちのこと。
　夫はとても無口だけれど、日本史、とくに戦国時代と、政治・経済、山の話になると、だれかが止めない限り、いつまでも語っている。だから、質問するにはタイミングが非常に大切。
　彼は通常、家のパソコンで、図面を描く仕事をしている。仕事が少なくて、まだ手元にお小遣いが残っているときは、それをさらに増やすために、「ちょっと行ってきます」と、「パチ子さん」のところへ行く。先日は、二女の通学定期代（約13000円）を、それでポンっと出してくれた。そして今日は、私の通勤定期代をお願いして、朝、送り出した。
　彼は体が弱い。
　だけど、とてもやさしい。
　娘二人は彼が40歳をまたいで年子で生まれたので、夫と娘たちは「相思相愛」。夫は娘たちがかわいくて仕方ないようだし、娘たちも、（おじいちゃんと間違われることが稀にあるにしても）やさしいお父さんが大好き。最近、彼女らは、夫に、足裏マッサージをしてもらっている。
　よその夫のようには稼いでいないし、体も弱いし、誕生日毎に気のきいたプレゼントをしてくれるわけでもない。それでも、夫は、私や娘たちにとって、「大きな木」。
　裏の公園のほぼ真ん中に、大きな銀杏の木がある。台風がきてもビクともしない。サワサワと大きな音を立てながら、風に身をまかせてはいるけれど、その、大きな木は、けっして倒れることがない。

忙しい週末

　絵は、木曜日に描いたんだけど、予想通り忙しい土日となり、とても、まともに日記が書けそうにないです。とりあえず、絵のみ載せます。これは、20日に髪を切ったばかりの二女。本当はもっと、アゴがヤバいんだけど、その通りに描くと怒られるので、削りました。目はもっとシャープなんだけど、その通りに描くとかなりキツイんで、あえて少しタレ目にしてみました。文章は明日、ちゃんと書きます。ごめんなさい。おやすみなさ～い。

　ということで、きょう、月曜日に仕切りなおし。
　土曜日は、突然、二組の親戚が時間差で我が家を訪ねてきた。まあ、同居の義母と主人に挨拶に来ただけで、嫁の私はいてもいなくても、という距離の二組。
　なので、無理せず、一組目には顔も出さず、二組目には5分程度、挨拶と世話話を。お茶や軽食の用意は、里帰りしていた義姉が全部やってくれたし。
　長男の嫁ではあるが、他に手があるときは無理はしない。お客様だって、他人である私より、昔から知っている義母やその娘の方が恐縮しないだろう。

　日曜日は前からの予定で、義父のお墓参りに行った。当初、情報処理の検定がある二女は一緒に行かない予定だったが、「やっぱり行く！」と学校からメールがあったので、少し待って予定より時間を遅くして、例年通り家族で出かけた。
　
　みんなでお墓の周りの雑草を抜き、墓石を水で綺麗に流し、雑巾で吹き上げ、お供え物をして、お線香をあげてきた。私の夫同様、無口で優しかった義父。一年の一度しか来られなくてごめんなさい。娘たちはこんなに成長しましたよ。いつもはあまり家事を手伝わないのだけれど、お墓のお掃除は一生懸命やります。おじいちゃんのことが大好きだったものね、ふたりとも。
　私は、長男の嫁としては気が利かないかも知れないけれど、唯一した義父母孝行は、私の子供たちがまだ保育園児だったころに、“私の希望で”同居をスタートさせられたことだと思っている。義父が生前、まだ1歳か2歳だった二女をひざに乗せて一緒にテレビを観ていた姿を、私は鮮明に覚えている。

　さ、普通の大人としては早すぎるかも知れないけれど、平日、我が家は10時消灯で、大人も子供も、眠る努力をしなければいけないことになっている。朝4時半に起きてるんだから当然かも。実際、いま、すごく眠いし。

　といういことで、もう、寝る。ふたたび、おやすみなさい。

かもめ食堂とシナモンロール、そしてスピッツ。

　3連休初日だ！と思っていたら、きょうはもう2日目だったのね。がっかり。でもまあ、明日も休みだ。うれしいな。
　少し前に録画しておいた「かもめ食堂」。やっと観ることができた。これで二度目。始めはDVDで観て、原作を読んで、そして今回テレビの放映。いいね、やっぱり。
　この映画を観ていると、むしょうに料理がしたくなるひとは多いんじゃないだろうか？わたしもさっそく昨日、シナモンロールを久しぶりに焼いてみた。といっても、映画に出てくるのと、かなり見た目が違う。味はどうだろう？
　欲張り食いしん坊二女は、シナモンの香りがするだけのシナモンロールではもの足りないので、我が家では、シナモンシュガーだけでなく、りんごの砂糖煮とレーズンも生地に巻き込む。これに、粉砂糖を少量の水で溶いたアイシングをトッピングすると更においしくなるのだが、私があまり甘いのが好きではないので、今回は溶かしバターを塗った上に、グラニュー糖をパラパラと散らすだけにした。
　焼きあがった午後1時半頃、ちょうど、二女が学校から帰って来た。例によって、途中の駅から、「腹減った！お昼ごはんはなんざんしょ？」とメール。「シナモンロールとシンプルピザ」。そう。パン生地がたくさんできたので、同時に、オーブントースターで焼く小さなピザも作ったのだ。
　二女は、山盛りサラダ（通常、夕食に食べる4人分の量）と、このシナモンロール4個、ピザを天板の半分の面積分、たいらげた。気持ちがいい。さんざん食べた後、夕方からのバイトについて、「ああ～緊張する～」だって！！うそだろう・・・その食欲で。
　ところで最近私は、休日の朝、「スピッツ」を聴きながら家事をしている。「そういう季節だね」と娘たちは言う。どうしてだかわからないのだけれど、スピッツは、少し涼しくなると聴きたくなる。子供たちの手がまだ離れなかった頃、やはり彼らの曲を聴きながら家事をしていたっけ。だから、スピッツは、彼女等にとっても思い出深いらしい。
　今夜はホワイトシチュー。本当は涼しくなったキッチンで煮込みたかったが、今日はまだ夏という陽気だ。これに、鶏ささみのフライとグリーンサラダで今夜は決まり。
　明日は二女の髪を切りに一緒に銀座に出て、イタリアンのランチを楽しんでから、新装オープンした三越を覗いてみよう。