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台風が去ってから、東京は一瞬だけ秋になった。昨日はまた日中34℃の予報で、真夏に逆戻りしたし、今日も暑いらしい。
そんな中、久しぶりに料理雑誌を買ったので、お料理気分が盛り上がり、昨日は、きのこ、かぼちゃ、れんこん、ごぼうなどの秋野菜を買い込み、新しい料理に挑戦してみた。
娘たちはあまり魚を食べたがらないので、肉の続く食事でも、せめて野菜はたっぷり摂らせようと、サラダに限らず、工夫して野菜を出すようにしている。
昨日の午前中、珍しく私ひとりだけだったので、どっかりとテーブルにつき、その料理雑誌をめくっていたら、二女が学校帰りの電車からメールをくれた。
二女:「おなかすいた!」
私:「冷やし中華と肉まん、用意してあよ」
二女:「車内で、マクドナルドの匂い、ぷんぷんさせてる人がいる!」
私:「フライドポテトもできるけど、おやつに大学芋作る予定」
二女:「どっちもすぐ食べたい!」
私:「いいけど、おデブになるよ。彼氏、できないね~」
二女:「いいの!友達の文化祭で見つけるから!!」
ということで、今日、彼女は、午前中は自分の高校で英検を受け、その足でお友達の高校の文化祭へ行き、かっこいい男の子を(予定では)見つけ、夕方からバイト。ばっちり食べておかないと体がもたないんだろうな。
結局、昨日のお昼は、冷やし中華と大学芋とフライドポテトだった。へんな組み合わせだけれど、しっかり食べてくれた。そして夜は、ごぼうをたっぷり使ったメンチカツと、これまたごぼうとにんじんを使った炊き込みごはんを食べさせた。
ところで最近、私は、平日の夜ごはんを作りながら、350mlの発泡酒を1本飲んでしまうことが多い。この、「料理しながら飲む」という時間がとても楽しい。「みんながおなかをすかせているから、早く作らなくちゃ」とか、「あとで楽だから洗い物も同時に済ませたい」などと考えていると、イライラしてきて、「一日仕事して帰ってきたのに、なんで私だけこんな大変な思いをしなくちゃいけないんだ?」と、つい、考えてしまう。
でも、たった1缶の発泡酒で、ゆったりとした気持ちで、鼻歌なんか歌いながら、食事の準備を楽しむ余裕が生まれる。家族も文句は言わない。「イライラされるよりずっといい」と。「飲む量が増えた」と、一概には言えないだろう。
ただ、なかなか涼しくならないので、休日の昼ビールも、ほぼ毎週の習慣になっているので、まあ、罪悪感はないにしても、なかなか痩せはしない。せいぜい、朝の腹筋だけは続けて、これ以上、太らないように、そして、気持ちよく飲んで食べられるように保って行きたい。
先週の何曜日だったか、朝、これぞ、というような入道雲を見た。あちこちに。あまり時間がなかったので、家にいた娘に写真を撮っておいてもらった。
外出はあまり好きではないし、この暑さなので、休日恒例の海までの散歩も、真夏の間はしないことにしている。日焼けも恐いし。ただ、外の風景を眺めるのは好きだ。最近は、朝、4時半前に起きることが殆どなので、美しい朝焼けを家にいながらにして眺めることができる。入道雲は、洗濯物を乾そうと外に出たときに少し見て、その後、通勤のために駅に向かう途中に何度か空を見上げて。
さて今朝は、5時に起きて、米を研ぎ、その研ぎ汁をベランダのプランターにあげつつ、野菜の育ち具合をチェック。夕方にはオクラを3本ほど収穫できそうだ。キュウリは火曜日あたりに1本採れそうだ。その後、いつもの15分ほどのワークアウトの代わりに、床の雑巾がけと、ワックスがけをして、大汗をかいた。
首に巻いたタオルで額と首の汗を拭き、また1分もしないうちに拭きながら、せっせせっせと床を磨く。ぴかぴかになって気持ちがいい。気のせいか、風も涼しく感じる。
そのうち、二女が目を覚ます。ワンピースのすそがほつれていたので、テレビの正面にどっかりと座り、昨夜録画した「名探偵コナン」を二女と一緒に見ながら針仕事をする。右隣には、頭と足の位置が入れ替わったまんま、まだ長女が眠っていた。
「朝、おにぎりにしようと思うけれど、どうやって食べる?」と、食いしん坊の二女に聞く。彼女はちょっと考えてから、「油しょうゆ焼きおにぎり!」と答える。これは、私の実家の母がよく作ってくれたもので、ふつうの白いおにぎりを、油をひいたフライパンで焼いて、最後に「じゅっ」っと、しょうゆを回しかけて、焦げ目をつけるものだ。休日の朝に、時々作る我が家の定番。
夫と二女にはこれと、目玉焼きとあらびきウインナーを焼いたもの。「おなかが痛い」という長女には、おかゆと梅干を一個。私は、完熟して食べごろになったバナナを2本、マグカップの中でつぶして、牛乳をかけたもの(オリジナルのダイエットメニュー)をいただくことに。
夏の休日には、「午前」「午後」それに「早朝」という時間帯が、私には存在する。
今夜は久々のおでん。午前中にそれを仕込みながら、今週食べるハンバーグやとんかつの下ごしらえも、ついでにやっちゃおう。
雨が降らないせいで、野菜の値段が急騰している。特にレタスやきゅうり、トマトなど、我が家のサラダには欠かせない野菜たちが、いつもの3割以上の高値になっていて、なかなか手が出ない。ベランダで育てているきゅうりの収穫も、ここのところ、ペースが落ちた。毎朝、お米の研ぎ汁をたっぷりと、夜も水をあげているのだが。
そんな中、先週に引き続き、オクラとなすは元気いっぱいだ。オクラは、うすい黄色の可憐な花を咲かせる。朝、ベランダがまだ日陰になっている涼しいうちに、それを鉛筆でスケッチし、携帯のカメラで写真を撮っておいた。一通りの家事を終えた午後に、ベランダに面した部屋にある机で、彩色。花の細かい部分を確認しようと、ベランダに出てみたが、花はすっかり閉じてしまい、実になる準備に入っていた。注意深く見ると、葉っぱも形を変えている。成長が早い。仕方なく、一部は、撮っておいた写真で確認して仕上げた。
今週は、久しぶりに、会社の人と飲みに行った。夜、外で飲んだのは、6月上旬が最後だったので、実に2ヶ月半ぶり。女3人。おしゃべりが実に楽しかった。安いチェーンの居酒屋だったが、料理もおいしかった。やはり、失業手当ではなく、自分で稼いだお金で飲めるというのは素敵だ。
翌日は寝不足で、会社でのたった1時間の研修も、あやうくコックリするところだった。その晩は、体のためにもアルコールを一切とらず、10時には寝た。以前なら週2回外で飲んでも仕事に支障はなかったのに、しばらく夜遊びしていなかったので、遊びの体力が落ちてしまったのかも知れない。
でも、夜遊びは月1回で今は満足。それより、一生懸命働いて、家族においしいものを作って食べさせ、コツコツお金をためて、娘ふたりを無事自立させたら、夫とふたり、ときどき外食や旅行をして、ちょっとだけ贅沢をしたい。最近は、よく、そんなことを考える。
老後の心配をしている、というのとはちょっと違う。老後の生活を夢見ている、というところかな。そのためには、夫ともども健康でいなければ。
白髪頭になった私の個展に、娘たちが連れ合いと孫たちを連れて見に来てくれたらすてきだ。「おばあちゃん、絵、上手だね」という孫たちを、同じく総白髪の夫が微笑んで見ている風景は、想像するだけでとても幸せな気持ちになる。
ちっとも涼しくならないけれど、ベランダで育てているオクラ、ナス、キュウリが元気になってきた。調べたところ、オクラは暑いのが好きらしく、ここのところ、一日1~2本は収穫ができている。素揚げにして、塩をちょっとつけて食べるのがおいしい。
ナスは小ぶりの品種だけれど、明日には一斉に、7~8個は収穫が出来そう。これも素揚げにして、こちらは薄めためんつゆに浸して冷たくして食べるのが好きだ。ああ、こういうことを考えているだけで幸せ。食べるの、大好き。
今朝、娘たち二人が、階下の義母に呼ばれて行ってみたら、「お盆だから」ということで、結構な額のお小遣いをいただいていた。その後の朝食のとき、テレビに見入る夫と私に聞こえないように、ひそひそと、姉妹でなにやら密談していた。恐らく、私に聞こえたら文句を言われそうなことだろうから、早速、頂いたお小遣いで、買い物の計画でも練っていたのかも。
予想通り、私が食品の買出しにいくとき、姉妹もついてきた。現地である大型スーパーで一度解散し、次に会ったときは、もう、ギャル向けのお洋服のお店の袋を提げていた。さらに、「別の店にも見に行く」ということで、そこで解散。
先に帰り、お昼ごはんの支度をしていたら、やっぱり、お洋服のお店の袋を提げて、姉妹は返ってきた。まあ、彼女等のお小遣いだから、何に遣おうと勝手だけれど。しかし、姉の方は明日、お台場合衆国へ、妹の方は嵐のライブの音漏れを聴きに、国立競技場へと、それぞれお友達と行くらしい。バイトもしていないのに、お小遣い足りるのかしら?
明日はそんなことで、夫婦ふたりで静かな夜になりそうだったので、どこかに食べに行きたかったけれど、仕事にありつけたのに超貧乏な私。一尾100円もしないさんまを焼いて、おうちごはんとなる予定。せめて、採れたての夏野菜で、おいしい副菜を作ろう。
さて、お風呂に入って、今夜はロールキャベツとスパゲティサラダ。日中作っておいたので、もう、味も落ち着いていることだろう。今日も暑かったから、ビールは2缶飲んじゃおっ!!
「そういえば、この夏はスイカを食べてないね~」という二女の言葉で、きょうはスイカを買ってみた。食べるのは夕食の後だけれど、時間があるので、先に描くことにした。
カットしてお皿に乗せて、時計をにらみ、「1時間半で完成させる!」と目標を決めて、その通りにできた。気持ちがいい。
今週は、お仕事がちょっと忙しかったけれど、子供たちももう高校生だし、おなかがすけば勝手にあるものをつまんで空腹をしのげるし、頼んでおけば、お米を研いだり、サラダを作ったりという、簡単な準備はしておいてくれる。らくちん。
長女が、バイトを一日でやめた。理由は理解できる。私でも高校生だったら恐らく同じようにしたと思う。いろいろ悩んだようだけれど、「たくさんの人に相談したとしても、最終的には自分で結論を出した」ことと、「行く前から降りたのではなくて、たった一日でも行ってみて、実際に働いてみて判断した」ことは、今回の収穫だったと思う。
同じ仕事を長く続けている高校生はもちろん立派だと思う。彼ら、彼女らから見たら、長女は甘すぎることだろう。それでも、ずっと心の病気と闘っている彼女にとっては、これは「大きな前進」。かつて、「死んでしまうのではないか」と心配するほど毎日泣いていたことを思えば、親としてはその成長をよろこびたい。よくやったぞ、娘。
このかあちゃんだって、長期契約の派遣の仕事を、たった一日で行かなくなってしまったことがあったんだから。二日でやめたこともあったな~。今だって、いやならいつでも辞めちゃうと思う。ただ、「辞めようと決心する基準」が、20代、30代の頃とは違ってきただけだ。
そして、ここ数年は派遣される企業に「ハズレ」がない、ということも、長続きしている大きな理由。すべて、行ってみて実際働いてみてわかったこと。たとえそれがたった一日だったとしても。
バイト先にお別れの電話をしてすっきりした長女に、スイカの絵を見せた。「皮の感じがいいね」と彼女。「かあちゃんはやっぱり、あるものをあるようにしか描けないな。おしゃれなイラストにも挑戦してみたけど。」と私。
できるのかできないのか、合っているのかいないのか。すべてはやってみなければわからない。若ければ若いほど、考えすぎて、悩むこと自体に疲れて、もう少し頑張れたかも知れないのに、全てを投げ出してしまったことも多かった。
でも、「悩みすぎは疲れる」ということでさえ、どっぷりと悩んでみなければわからないこと。全て、経験。全て、収穫。
今夜は大好きなお好み焼き。そして、デザートは、キ~ンと冷やしたスイカ!!
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プロフィール
HN:
May
性別:
女性
職業:
派遣社員、イラストレーター
趣味:
読書・お酒・ガーデニング
自己紹介:
派遣社員をしながら、絵本作家目指して、年1回、コンクールに応募しています。
【お知らせ】
2010年10月17日からしばらく日記を休んでいましたが、このたび、絵本のコンクールへの応募が無事済みましたので、2011年6月13日から再開いたしました。またよろしくお願いしますね。
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